GWに封切られ、好スタートを切ったドキュメンタリー映画『ネイチャー』。『ディープ・ブルー』『アース』のBBC EARTHが、本作のためだけに開発された“4K3Dカメラ”で地球上の未知なる世界を撮り下ろした本作だが、この公開に先駆け、シネマカフェでは「あなたが一生に一度は見てみたい風景」をテーマにアンケートを実施。大自然の絶景から、ジブリが描いたあの天空に浮かぶ城まで、みんなの“見たい風景”をご紹介。
日本語版ナレーションの滝川クリステルに導かれて行きつく先は、アフリカ中央部に広がる謎めいた森、世界最大の火山でできた燃え盛る地下世界、世界最古の砂漠に流れる異国の砂、雨をひたすら待つ灼熱の平原、カラフルなサンゴ礁が誘う魅惑の海中都市、赤道直下にある凍てつく山脈、ジェットコースターのような滝を落下する激流という、大自然における“7つの領域”を高解像度カメラで描き出す。
今回のアンケートで“見たい風景”第1位に輝いたのは、「オーロラ」。“極光（きょっこう）”とも呼ばれ、その希少かつ神秘的な風景に恋い焦がれる人が多かったよう。TV番組など様々なメディアでよく紹介されているが、「映像ではなく、自分の目で見てみたい！」（20代・女性）、「写真や映像ならインターネットでいくらでも見つかるけど、ああいう神秘的なものは自分の目で生で見てこそだと思う」（30代・男性）と肉眼で見てこその感動に期待する人々の声が多かった。
そのほかにも、空にロマンを抱く人が多いようで、「宇宙（または、宇宙から見た地球）」が第2位に！ 中でも、世界初の有人宇宙飛行を成功させた男ユーリイ・ガガーリンの名言「地球は青かった」を言ってみたいという理由がおよそ半数を占める結果で、やはり絶景を目にした後は誰かに伝えたいという思いにかられるようだ。
中には「たぶん生きている間にはみれないから」（40代・女性）という答えもみられたが、約930万円を自己負担して日本で初の民間宇宙旅行者となることで注目を集める岩城滉一や2015年に宇宙からのパフォーマンスをすると発表し話題となったレディー・ガガなど、実際の宇宙への旅を体験するのはそう遠くないかもしれない。
第3位にランクインしたのは、空中都市「マチュピチュ」。世界遺産に指定される神秘に包まれた都市だが、「古代のロマンがある」（50代・男性）「神秘的なイメージとテレビで見た時のインパクトが強烈だったから！」（30代・男性）と他に比べ、男性たちが強く惹かれているスポットのようだ。
そのほか「グランドキャニオン」や「イグアスの滝」など実在する風景とは別に、ロマンにあふれすぎた珍回答も続出。空中都市の極みである「天空の城ラピュタ」を始め、「『もののけ姫』の様な森の中」、「海が割れる瞬間」「超新星爆発」、「現実と死後の境」、「ノアの方舟」と融通無碍な回答も多数寄せられた。
また、そんな壮大な風景に反して「自分の結婚式」という超個人的なものまで、人々の“見たい風景”は実に様々だ。しかしどんな風景も、気合いとお金と時間と危険を顧みない冒険心と…とその労力は計り知れない。実際に絶景を求めて冒険に出かける人も、会社や学校や家族が後ろ髪を引いて出かけられない人も、まずは“映画館で地球旅行を体験”できる映画『ネイチャー』で絶景を味わってみてはいかがだろうか。
『ネイチャー』はTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開中。
《text：cinemacafe.net@cinemacafe.net》
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