ブエルタ・アル・パイスバスコの第5ステージが4月11日にスペイン北部のバスク地方で開催され、新城幸也(ヨーロッパカー)は12分48秒遅れの57位でゴールした。
最終日となる翌日が個人タイムトライアルということもあり、小雨交じりの肌寒い天候の中、序盤から区間優勝をねらうチームが火花を散らした。新城は、最後の上りを集団のなかでクリアすればチャンスがあると考え、じっと我慢しながら集団内で3級の山岳をこなしていく。
しかし足の状態が思わくしなく、このままでは1級の山岳に入って自身が残れる可能性が少ないと判断。山岳に強いチームメイトたちのアシストに回った。1級山岳の上り口でチームメイトのために位置取りをし、その後は中盤のグループでゴールまで走り切った。
「今日は走り出してみると優勝争うに絡める足(コンディション)ではないと感じたので、自分にできることをした。こういうときもきちんと前の集団に残れる登坂力が必要だと感じた」と新城。
「明日のタイムトライアルは監督と相談して走り方を決めたいと思う」
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