ツール・ド・フランスは大会11日目となる7月10日にフランス中南部のマコンで最初の休息日を迎えた。ヨーロッパカーはこの日、トマ・ボクレール、ピエール・ローラン、新城幸也の3人が記者会見に臨んだが、新城は「山岳ステージではアシスト役をこなしつつ、チャンスがあれば積極的に区間優勝をねらっていきたい」と闘志を燃やした。
「最終日前日の個人タイムトライアルとパリはボクに勝ち目がないので、可能性があるのはあと9区間しかない。まったく疲れていないのでチャレンジしたいですね」
チームの作戦はスタート前のバスの中で監督から指示される。新城は総合成績で上位をねらうローランのアシスト役が基本となるが、当のローランが成績を落としているため負担は軽いという。
「今年は厳しい山岳もいい感じで上れているので、レース終盤までねばってしっかりとアシストしたい。そうすることで(将来的に)ボク自身の可能性が広がるから」
大会はいよいよ11日からアルプスでの戦いに突入する。3度目の出場で走りにゆとりを見せる新城が山岳でも魅せてくれるか?
《編集部》
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