ロンドン五輪代表の新城幸也（ヨーロッパカー）は6月14日から17日までフランスのミディピレネー地方で行われたルートデュスッドに参加し、総合11位でゴールした。ツール・ド・フランス前の最後のレースだったが、今回の走りでチームの中でのポジション取り戻し、信頼も回復した。ゼネラルマネージャーの評価も高いので、レース翌日からツールでいい走りができるように調整を始めている。メンバー発表はフランス選手権の翌日となる25日。フランス選手権の結果を加味してのセレクションとなる。（飯島美和）
ルートデュスッドの第1、第2ステージではゴール前にスプリントのアシストという仕事をこなした。山岳区間の第3ステージでは序盤から逃げ、標高2117mのツールマレーを3位通過。その後も逃げ続け、2つの1,000mを超える峠を上って13位でゴールした。
最終日の第4ステージでもゴールまであと3kmのところまで逃げ続け、総合成績は11位だった。
この結果により怪我からの完全復活を感じさせるとともに、厳しい山岳も上れる実力があることを大きくアピールした。
レース後の新城は「このコースに備え、体重を落として調整してきた成果が出た。怪我をしてからはツールは無理かも知れないと思ったことも正直あったが、みなさんの期待と変わらぬ応援を受けて、あきらめずにツールに向けてやることはやってきた」と語る。
「今回の走りもチームから高く評価してもらえているので手ごたえを感じている。あとはドキドキしながらチームからの発表を待つだけです」
《編集部》
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