10月10日にフランスで開催されたパリ~ツールで、トップとタイム差なしの5位になった新城幸也(26=BBoxブイグテレコム)がチームのエースとしてレースに臨んだことを明らかにした。104回目を迎える伝統の一戦で地元フランス勢をアシスト役にして参戦したことになる。
レース前のチームミーティングでディディエ・ルース監督から「今日はユキヤがエースだ」と告げられた。昨年の新城の成績は121位。世界選手権を終えて2日間ほど日本に滞在し、7日にフランスに戻ったばかりだ。
レースがスタートすると、その言葉通りフランスチャンピオンのトマ・ボクレールをはじめとしチームメイト全員が新城を完璧にサポートした。いつもなら新城の仕事であるボトル運びも、この日は一度もやらなかった。
直前のハードなスケジュールにもかかわらず、調子はよかった。ゴールスプリントに備えた位置取りもチームメイトがサポートし、新城がスプリント。他チームのエーススプリンターと渡り合って5位に。
チームメイトにとっては満足の結果だったようだが、新城は「チームメイトが完璧にサポートしてくれたのに、優勝することができずに申し訳ない。とても悔しいが、世界選手権に続く好成績を修められたので来季に向けていいイメージでシーズンを終えることができそうだ」と語った。
チームは新スポンサーが決定したことにより、メンバーも大きく入れ替わり、BBoxブイグテレコムとしてのレースは残り2レース。最後となるジャパンカップでは有終の美を飾るため、チーム一丸となって頑張りたいという。
《編集部》
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