2003年の全日本選手権覇者であり、日本人唯一のツアー・オブ・ジャパン総合優勝者である福島晋一(38)が、2010年は韓国登録のコンチネンタルチーム、錦山(クムサン)・ジンセン・アジアを結成。自らがキャプテンとなってシーズンを走ることになった。チームには、ダイハツ・ボンシャンス飯田の奈良基と五十嵐丈士が加わり、タイやマレーシアなどからも選手を迎える。メインスポンサーは高麗人参の産地として知られる錦山郡。バイクはスペシャライズドが予定されている。
「日本にいてはピンと来ないかもしれないが、ツール・ド・ランカウィでステージ優勝した時に、同じアジア選手がヨーロッパ人に勝ったことがうれしかったと現地の人に言われた。その言葉で、ほかのアジアの人たちは日本人よりも同朋意識を持っているということに気がついた」と新チーム結成の動機を福島は語っている。
「アジアは一つ」をキーワードに、09年まで所属していたエキップアサダがヨーロッパでやってきたことを着実にやっていきたいという。
《編集部》
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