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ブルターニュ第3Sはマンジェルが優勝

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 ツール・ド・ブルターニュは4月27日、フジェール~サンカストルギド間の161kmで第3ステージが行われ、ローラン・マンジェル(フランス、ベソンショスール)が後続を22秒離して優勝した。EQA・梅丹本舗は全選手が寒さに苦しめられ、総合順位を大きく落としてしまった。
  •  ツール・ド・ブルターニュは4月27日、フジェール~サンカストルギド間の161kmで第3ステージが行われ、ローラン・マンジェル(フランス、ベソンショスール)が後続を22秒離して優勝した。EQA・梅丹本舗は全選手が寒さに苦しめられ、総合順位を大きく落としてしまった。
 ツール・ド・ブルターニュは4月27日、フジェール~サンカストルギド間の161kmで第3ステージが行われ、ローラン・マンジェル(フランス、ベソンショスール)が後続を22秒離して優勝した。EQA・梅丹本舗は全選手が寒さに苦しめられ、総合順位を大きく落としてしまった。以下はチームレポート。

 第3ステージは、スタートから冷たい雨が降る過酷なレースとなった。スタートして数kmで、前日落車したグレゴール・ガズヴォダが集団から遅れてしまう。やはり肩と手に受けた打撲の影響が出たようだ。本人は補給地点まで走りたいと必死で雨の中走り粘ったが、結局リタイアした。
 この日もレースは序盤からアタック合戦があり、10秒ほどの逃げがいくつもできては吸収される。逃げが決まったのは40km地点を過ぎたあたり。集団から3人、2人、3人と飛び出し、その後1つにまとまり、8人の逃げが形成された。
「また次のアタックがかかるだろう」との水谷監督の指示があり、選手たちは集団で次の攻撃の様子を見る。監督の予想通り50km地点を過ぎたあたりで、集団から4人が飛び出した。少し遅れて清水都貴も動いたが、誰もついてこず。1人で追走する形となった。前は見えるが4対1では少々不利。集団が迫ってくるのが見えたため、この集団のペースなら前に追い付くだろうと判断した清水は集団に戻った。だが、清水が戻った後に集団は一気にペースダウン。計12人の逃げが形成されてしまった。
 道はこの日も狭く、雨でさらに危険度を増した。集団は一定ペースで進み、先頭との差は3分弱まで開いた。EQAの選手たちは、雨と寒さで徐々に体力を失っていく。カッパを取りに清水もチームカーへ来たが、あまりの寒さで手がかじかみ、自分では着られないほどだ。いったん止まって、メカニックに着せてもらうほど、体は冷え切っていた。
 100kmを過ぎた3つ目の山岳ポイントの上りで、先頭の選手たちはばらばらになる。集団でも選手たちはどんどん脱落していく。この日も最後は6.2kmを5周回る周回コースで、道は細くのアップダウンも激しい。集団には清水、ミカエル・ダミアンが残るも、2周目で遅れてしまう。レースの方は逃げグループから1人の選手がアタックするも、集団に追い付かれ、ラスト周回でアタックしたマンジェルが逃げきり勝利した。
《編集部》
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