ツアー・オブ・カタール第5Sは追悼走行で競技中止 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ツアー・オブ・カタール第5Sは追悼走行で競技中止

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 6日間のステージレース、ツアー・オブ・カタールは2月5日、第5ステージとしてキャメルレーストラック~カタール・フォンダシヨン間のレースを予定していたが、未明に同レースに参加中のフレデリック・ノルフ(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)が、宿泊ホテ
  •  6日間のステージレース、ツアー・オブ・カタールは2月5日、第5ステージとしてキャメルレーストラック~カタール・フォンダシヨン間のレースを予定していたが、未明に同レースに参加中のフレデリック・ノルフ(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)が、宿泊ホテ
 6日間のステージレース、ツアー・オブ・カタールは2月5日、第5ステージとしてキャメルレーストラック~カタール・フォンダシヨン間のレースを予定していたが、未明に同レースに参加中のフレデリック・ノルフ(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)が、宿泊ホテルのベットの上で亡くなっているのが発見されたため、レースを中止。スタート地点からゴールまで約45kmを喪章をつけた選手たちがパレード走行をした。

 午前9時過ぎ、総合トップのトム・ボーネン率いるクイックステップの選手たちが、沈んだ面持ちでテーブルを囲んでいた。みんなの暗い表情を見れば何かがあったことは確かだった。その後、このレースに参加していたベルギーのノルフがこの日の朝にベットで亡くなったという情報が入る。ノルフは21歳。2月10日で22歳を迎えるはずだった。

 突然の訃報に、選手もレース関係者も深い悲しみに沈んだ。急きょ監督会議が行われ、この日の第5ステージは追悼走行とすることに決定。選手たちは喪章をつけてスタートからゴールまでの45kmほどをパレード走行した。

 午後6時からは同選手をしのぶセレモニーがホテルで行われ、選手と関係者全員が参加した。愛用していた自転車とジャージの前には、笑顔の写真が飾られ、各チーム代表選手と監督がジャージと花を捧げて冥福を祈った。

 2月6日は通常通りレースが行われ、同選手の果たせなかった思いを胸に選手たちは最終日の戦いに挑む。
《編集部》

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