ツアー・オブ・カタール第2ステージでハモンドが優勝 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ツアー・オブ・カタール第2ステージでハモンドが優勝

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 ツアー・オブ・カタールは2月2日、カリフィアスタジアム~アルホール・コルニッシュ間の136.5kmで第2ステージを行い、残り3kmでロジャー・ハモンド(サーベロテストチーム) がアタックして逃げ切り優勝した。日本から参戦のEQA(エキップアサダ・梅丹本舗)は、第2集
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 ツアー・オブ・カタールは2月2日、カリフィアスタジアム~アルホール・コルニッシュ間の136.5kmで第2ステージを行い、残り3kmでロジャー・ハモンド(サーベロテストチーム) がアタックして逃げ切り優勝した。日本から参戦のEQA(エキップアサダ・梅丹本舗)は、第2集団にミカエル・ダミアンを送り込み先頭を追ったが、風向きが変わった時点でのポジションが悪く、ラスト15kmで脱落。7分11秒遅れの第3グループでゴールした。
 以下はチームレポート。

 この日でカタール滞在5日目になるが、これほどまで強風が吹き荒れた日はなかった。朝から風で砂が舞い、空も砂嵐でどんよりとしている。そんなコンディションの中で第2ステージは行われた。
 スタート地点は、06年のドーハ・アジア大会で使用されたスタジアム。砂漠の中に、緑の芝生が青々と茂り、ひと際は目立つ建物が並ぶ。
 スタートすると最初は右からの風が吹き、11km地点で地元ドーハチームのアタックで3人の逃げが決まった。その後集団はゆっくりペースで進み、先頭と集団との差は最大で14分25秒まで開く。
 向かい風の中、55km地点でコースが右に曲がる手前から、集団では動きが激しくなり、右折して左からの横風になったとたん、クイックステップが隊列を組んで集団をペースアップした。この動きに、ミカエル・ダミアン、清水都貴、菊池誠晃が反応したが、清水と菊池は位置取りがうまくいかず先頭グループのローテーションに加われず後退。
 この横風区間で集団は一気に5つのグループに分かれてしまい、EQA勢は第2グループにミカエル・ダミアンを送り込んだ。このグループには、フィリッポ・ポッツアート(カチューシャ)やフアンアントニオ・フレチャ(ラボバンク)など強豪がおり、先頭グループのトム・ボーネン(クイックステップ)を追う。
 ゴールまでラスト15km、コースがUターンして風向きが変わったところで、グループの後ろに位置していたダミアンは、ペースアップの反応に間に合わず、第2グループから遅れてしまった。かなりいいポジションで走れていただけに悔やまれる。ダミアンは7分11秒遅れの51位でゴールした。

 他のメンバーはほぼ20分以上遅れてのゴールとなったが、激しいポジション争いがある中、途中までは集団前方にチームで固まり位置取りもうまくいき、シーズン初めとしては悪くはない内容の走りができていた。トップ選手がいる集団の中でも気後れせず走れており、チームの士気は非常に高い。翌日以降は風に対する戦略などこの日失敗した作戦の再チャレンジを試みる。
《編集部》

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