ジェラジャ・マレーシア第5区間の小野寺健レポート | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ジェラジャ・マレーシア第5区間の小野寺健レポート

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 マレーシアで開催されている7日間のステージレース、ジェラジャ・マレーシアは1月11日、距離133.7kmの第5ステージを行った。以下はトレック・マルコポーロチームの一員として参加している小野寺健(21)からの携帯メールレポート。

 第5ステージは133.7km。コースの後半に山岳ポイント(4級)があるが、基本的に平坦なコース。
 前日にリーダージャージを失ったことで集団をコントロールする必要がなくなり、翌6ステージの山岳に備えて、この日は集団の中で休みながら走る。休みながらというものの、時には時速50kmを超えて逃げを追う集団は一列にビッシッと伸び、ついていくだけで必死になることもある。

 レースは早くも動いた。マルコポーロチームの1人を含む7人ほどの逃げグループができた。それを追うのはリーダージャージを持つマレーシアのチーム。この逃げを追っている間は一定ペースで、集団の中にいると楽に感じる。改めて自分たちがリーダージャージを守るために必死に集団の前で引いている時は、みんな楽だったんだなぁっと体感。

 その後もタイム差はあまり変わらず、追いつかない。マレーシアのチームだけに、他のマレーシアチームも力を貸している。残り25kmぐらいで、いままで一度も集団の前に出てくることがなかったチームが、最後の勝負にスプリンターを送り込むため、マレーシアチームに代わり前を引く。
 残り少なくなり、逃げを吸収し、3km、2kmとゴールに近づく。ここで位置取りをしながら集団がごちゃごちゃ動いたため落車が起こり、その直後また落車が起きた。 なんとか2回の落車に巻き込まれずに済み、ゴールをくぐった。
《編集部》

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