冬場の自転車競技シクロクロスW杯第4戦が開催される | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

冬場の自転車競技シクロクロスW杯第4戦が開催される

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 シクロクロスのワールドカップ第4戦は11月24日、ベルギー西部のコクサイデで行われ、オランダ在住の日本人女子レーサー、荻島美香(36)が出場した。同大会のコースは走りにくい砂地で開催されることで知られる。以下は同選手のレポート。

 コクサイデへ行ってきました。うわさには聞いてましたが、砂、砂、砂。やられました。
 この日は予報に反して雨が降らず、コースの重要箇所の砂場はふかふかのまま。スタートは、ほぼいつもと同じ最後尾からの位置だった。ペダルがすぐに入らずもたつくが、その後すぐのコーナーでの落車に巻き込まれることは免れた。
 各選手はなだれ込むように砂地へ進むも、前にいる選手が邪魔をして、しかたなく自転車を担がなくてはならなく、そのまま砂丘を上る。しかも砂丘を上れば降りなければならない。ラインは深く荒らされていて、自転車に飛び乗って止まるよりは、そのまま走ってしまう方が速かった。私だけでなく、かなりの選手がそこで苦戦を強いられる。
 そのあとは硬い芝が続き、前を走る選手との微妙な間隔が埋められないまま、2番目の砂丘を迎えた。そこは半分勢いで乗り、あとは担ぎ、下りで自転車に飛び乗る。数えて見ると、砂丘が4カ所あるのに加え、途中の砂地を入れたらもう数え切れない。
 終わってみれば30位と前回の大会を下回り、非常に残念でならない。このコースは、08年必ずリベンジしたい。
 優勝は、テクニックで優るオランダのデェファニー・ファンデンブラント。

 さて私は12月9日に大阪府堺市で行われる全日本選手権に出場するため日本に向かいます。日本でシクロクロスのレースをするのは8年ぶり。2児のママパワー全開で頑張りますので、どうか応援よろしくお願いします。
《編集部》

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