安井行生の徹底試乗 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

安井行生の徹底試乗

大学で機械工学を学んだのち、メッセンジャー、自転車ライター。長距離ライドを通じた評論では、メーカーに肩入れしない切れ味が特徴。

【アーカイブ2009年】サーベロ R3-SL、びっくりするほど良いが熱くはない…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】サーベロ R3-SL、びっくりするほど良いが熱くはない…安井行生の徹底インプレ

R3シリーズのキモは (フレーム形状を一瞥しただけでおおよその想像はつくが) シートステーとチェーンステーにあると思う。

【アーカイブ2009年】サーベロ R3-SL、背徳的な何かを感じさせるほどの快楽という違和感…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】サーベロ R3-SL、背徳的な何かを感じさせるほどの快楽という違和感…安井行生の徹底インプレ

今回は安井にとって人生初となるサーベロ。せっかくだから、と08ツール総合優勝のハクが付く最上級モデルのR3-SLを借り、300kmのインプレッションに臨んだ。

【アーカイブ2009年】リドレー ダモクレス、最先端バイクのスムーズネスはないが…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】リドレー ダモクレス、最先端バイクのスムーズネスはないが…安井行生の徹底インプレ

ブレーキングはどうか。デュラエースの高剛性キャリパーで、しかもわざと意地悪なやり方でリムをわしづかみにしてみても、減速中の挙動に破綻はまったくなく、減速しようと思えば意図したものと寸分のズレもないマイナス加速度でズズッと減速する。

【アーカイブ2009年】リドレー ダモクレス、これぞオールラウンダー…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】リドレー ダモクレス、これぞオールラウンダー…安井行生の徹底インプレ

リドレーの輸入代理店、JPスポーツから大きなダンボール箱が届いた翌日、編集部のPCに「天気がいいのでヤビツに行ってきます。仕事ですから。アディオス。」と書き残し、締め切り迫る原稿を(一時的に)放棄してパールホワイトのダモクレスと共に山へと消えた安井。

【アーカイブ2009年】BH G4、ロードバイクは「味」を必要としている…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】BH G4、ロードバイクは「味」を必要としている…安井行生の徹底インプレ

しなやかな面を強調することに変わりはないが、一度バイクとシンクロしてしまえば、加速にもどかしさはほとんど感じない。

【アーカイブ2009年】BH G4、300kmを経てやっと気のおけない仲になれた…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】BH G4、300kmを経てやっと気のおけない仲になれた…安井行生の徹底インプレ

100年の歴史を持つスペインの老舗ブランド、BHが誇るフラッグシップモデルG4。いまやフレーム価格70万円を超えることも珍しくないハイエンドバイク市場にあって、プロユースモデルながら半額以下のプライスタグを付けるそれは、彼らと対等に渡りあえるのか。

【アーカイブ2009年】ジェイミス ゼニス・レース、“奥ゆかしい” 一台…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】ジェイミス ゼニス・レース、“奥ゆかしい” 一台…安井行生の徹底インプレ

話がだいぶ逸れたが、今回の主役はゼニス・レースだった。こんなイイ話が今の自転車業界にもあるのだぞ、ということをみなさんに知ってもらいたかった次第である。

【アーカイブ2009年】ジェイミス ゼニス・レース、売れ筋激戦区での位置づけは…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】ジェイミス ゼニス・レース、売れ筋激戦区での位置づけは…安井行生の徹底インプレ

最新スペックの採用で大幅に進化を遂げたという新生ゼニスを前に、「08モデルにBB30入れてヘッド太くしただけ?そんなんでちゃんと走んのかよ?

【アーカイブ2009年】BMC SLX01、これに拍手を送らずしてどうする…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】BMC SLX01、これに拍手を送らずしてどうする…安井行生の徹底インプレ

というわけで、「確かにカッコイイけど結局デザインモノってのは往々にしてナァ…」 と、あまり健全とは言えない猜疑心を抱えたまま走り出したのだが、疑いは驚きに変わった。あっさりと。

【アーカイブ2009年】BMC SLX01、個性的なディティールは機能的必然か…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】BMC SLX01、個性的なディティールは機能的必然か…安井行生の徹底インプレ

スイスの新星BMCが放つ、煌く個性を持つ最新モデル、SLX01。今あえて変則的アルミ/カーボンコンポジット構造を採用した意味とは?

【アーカイブ2009年】ピナレロ FP7、自らを高めることに努力を惜しまない人が相応しい…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】ピナレロ FP7、自らを高めることに努力を惜しまない人が相応しい…安井行生の徹底インプレ

FP7がその本質を見せるのは、乗り手が歯を食いしばってハンドルを強く握り締め、筋肉を強張らせてペダルを本気で踏み初めてからだ。そういう走り方をしないとFP7の真価は見えてこない。

【アーカイブ2009年】ピナレロ FP7、ソリッドな重厚感 がバイク全体を支配する…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】ピナレロ FP7、ソリッドな重厚感 がバイク全体を支配する…安井行生の徹底インプレ

サイクルモード2008で主役をさらったピナレロの新型レーシングバイク、FP7。イタリアンスーパーロードバイクの風情強く漂わすこの最新モデルに、安井はいかなる印象を抱き、300kmを経ていかなる結論に至ったか。

【アーカイブ2009年】LOOK585は嬉々として頂上を目指し始める…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】LOOK585は嬉々として頂上を目指し始める…安井行生の徹底インプレ

なんといってもこの踏み出しの軽さ。そしてこの比類なき登坂力!軽快感とヒルクライム性能命!の一台である。

【アーカイブ2009年】LOOK585はまだ輝いているか?…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】LOOK585はまだ輝いているか?…安井行生の徹底インプレ

トップグレードに限っていえば、281、381、481とほとんどシルエットを変えることなく、細くしなやかなカーボンフレームを作り続けてきたLOOKが、2004年に突如として発表したフラッグシップモデル、585。

【アーカイブ2009年】LOOK586 新たな領域に踏み込もうとしている…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】LOOK586 新たな領域に踏み込もうとしている…安井行生の徹底インプレ

ハンドリングは安定指向。細かい切り替えしではアンダー傾向だが、直進安定性は非常に良好だ。ダンシングでもセルフセンタリング機構がついているかの如くフロントホイールは常に前を向かんとし、どの速度域でもどんな状態にあってもスタビリティは最高クラス。

【アーカイブ2009年】史上最高のクライミングバイク LOOK 586…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】史上最高のクライミングバイク LOOK 586…安井行生の徹底インプレ

“史上最高のクライミングバイク” という、なんとも魅力的なコピーと共にデビューしたLOOK 586。

【アーカイブ2009年】リンスキーR420、“本物のチタン好き” だけが楽しめばいい 安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】リンスキーR420、“本物のチタン好き” だけが楽しめばいい 安井行生の徹底インプレ

チタンという金属の分子レベルの原始の振る舞いがまざまざとした実感となって伝わってくるという走り方、そしてそれがある種のライダーを瞬く間に魅了するという現象は、ロードバイクにおける官能の世界の中の一つの奇跡と言えるものかもしれない。

【アーカイブ2009年】リンスキーR420、レーシングチタンフレームが背負う残酷な現実と自転車エンジニアリングの本質 安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】リンスキーR420、レーシングチタンフレームが背負う残酷な現実と自転車エンジニアリングの本質 安井行生の徹底インプレ

リンスキーのフラッグシップ、R420。この美しいチタンバイクで300kmを後にした安井は、「これに乗るということは、設計者の意志と努力そのものに乗るということ。だからこそ冷静に接するべき」 と語った。

【アーカイブ2009年】ロードバイクのオーソドックスな魅力に溢れている…リンスキーR220 安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】ロードバイクのオーソドックスな魅力に溢れている…リンスキーR220 安井行生の徹底インプレ

安直に 「最高」 なんて言葉は使いたくないが、しかし乗り心地もまた 「最高」 である。

【アーカイブ2009年】いいスポーツカーは速いクルマとイコールじゃない…リンスキーR220 安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】いいスポーツカーは速いクルマとイコールじゃない…リンスキーR220 安井行生の徹底インプレ

ひとつのアメリカンブランドが日本に上陸する。あのライトスピード社を創立した人物が立ち上げたチタン専門メーカー 「リンスキー」 だ。

【アーカイブ2009年】キャノンデールにとってのultimate…触れなば斬れんがごときの鋭さは夢そのもの 安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】キャノンデールにとってのultimate…触れなば斬れんがごときの鋭さは夢そのもの 安井行生の徹底インプレ

手刀で空を切るようなスカスカの加速。蝶が風に舞うようなヒラヒラのダンシング。どっしりとした重厚感はない。スタートの一瞬においては、ペダルへの入力とバイクの動きとのタイムラグがほとんどゼロ。獰猛。

【アーカイブ2009年】まるで小さなロケット…キャノンデール スーパーシックス・アルティメイト 安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】まるで小さなロケット…キャノンデール スーパーシックス・アルティメイト 安井行生の徹底インプレ

スラム・レッド、ZIPP ZEDTECH3などの軽量パーツを惜しげもなく使い、メーカーから市販される完成車にも関わらず5.5kgというアウトローな重量を実現したスーパーシックス・アルティメイト。

【アーカイブ2009年】BLUE RC8…歓迎すべき異質さを持ったバイク 安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】BLUE RC8…歓迎すべき異質さを持ったバイク 安井行生の徹底インプレ

【アーカイブ2009年】ブルー RC8、400km試乗の先に見えたもの…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】ブルー RC8、400km試乗の先に見えたもの…安井行生の徹底インプレ

【アーカイブ2009年】性能、価格、ブランドの3拍子 ピナレロFP3…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】性能、価格、ブランドの3拍子 ピナレロFP3…安井行生の徹底インプレ

フロントフォークは相変わらず。下位グレードモデルにも関わらず、直安性、回頭性、減速性すべて一級。

【アーカイブ2009年】ピナレロ FP3、際立つ振動減衰性…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】ピナレロ FP3、際立つ振動減衰性…安井行生の徹底インプレ

パリ・カーボンと同型のFP6に続き、プリンス・カーボンに酷似するFP3にも試乗した。

【アーカイブ2009年】極めて上質でありながら、それをあえて口に出さないEXM…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】極めて上質でありながら、それをあえて口に出さないEXM…安井行生の徹底インプレ

走りにおいてとにかく印象的なのが、薄皮一枚がパーンと張り詰めたかのような、表面の軽快感だ。

【アーカイブ2009年】資金と技術が惜しげもなくつぎ込まれたメルクス カーボンEXM…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】資金と技術が惜しげもなくつぎ込まれたメルクス カーボンEXM…安井行生の徹底インプレ

【アーカイブ2009年】「独断的な考え、受け入れなければならない真理」ピナレロ・ドグマ…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】「独断的な考え、受け入れなければならない真理」ピナレロ・ドグマ…安井行生の徹底インプレ

【アーカイブ2009年】路面スレスレを滑空する飛翔感 ピナレロ・ドグマ…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】路面スレスレを滑空する飛翔感 ピナレロ・ドグマ…安井行生の徹底インプレ

【アーカイブ2009年】味わいのある速さを持つピナレロ FP6…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】味わいのある速さを持つピナレロ FP6…安井行生の徹底インプレ

狙ったラインを外さない。俊敏性にも安定性にも富んだピナレロのハンドリングには、ロードバイクを操る愉しみそのものが凝縮されている。

【アーカイブ2009年】ピナレロ FP6、カーボンの使い方の進歩を実感…安井行生の徹底インプレ 画像
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【アーカイブ2009年】ピナレロ FP6、カーボンの使い方の進歩を実感…安井行生の徹底インプレ

パリカーボンの金型を使ったピナレロの新型バイク、FP6に安井が早速試乗。カーボンの弾性率をただ下げただけのフレームではないのか?という疑問を胸に、三増峠~半原越~ヤビツ峠という練習コースを二往復。

【アーカイブ】シルキーでゆったりとしたライディングフィール コラテックRTカーボン 安井行生の徹底インプレ2009年モデル 画像
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【アーカイブ】シルキーでゆったりとしたライディングフィール コラテックRTカーボン 安井行生の徹底インプレ2009年モデル

[サイクルスタイルの過去記事アーカイブス]直安性はかなりよく、いったん高速にのせるとビタッと安定して真っ直ぐ走ってくれる。

【アーカイブ】最高級カーボンを使用したモノコックフレーム 安井行生の徹底インプレ2009年モデル 画像
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【アーカイブ】最高級カーボンを使用したモノコックフレーム 安井行生の徹底インプレ2009年モデル

[サイクルスタイルの過去記事を振り返るアーカイブス]一見オーソドックスに見えるフレーム形状だが、ヘッドに向かってアウトバテッドするトップチューブ、菱形断面のダウンチューブ、わずかにエアロ加工されたシートチューブ。

【アーカイブ】トレック2.1、いかにも “アメリカン・グッドガイ”  安井行生の徹底インプレ2009年モデル 画像
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【アーカイブ】トレック2.1、いかにも “アメリカン・グッドガイ”  安井行生の徹底インプレ2009年モデル

[サイクルスタイルの過去記事を振り返るアーカイブス]この2.1を一台目のロードバイクとする人は多いだろう。それは非常に正しい選択だと言える。

【アーカイブ】トレック2.1 ベーシックなカーボンバック入門モデル 安井行生の徹底インプレ2009年モデル 画像
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【アーカイブ】トレック2.1 ベーシックなカーボンバック入門モデル 安井行生の徹底インプレ2009年モデル

[サイクルスタイルの過去記事を振り返るアーカイブス]マドンシリーズだけでなく、アルミ系ロードもフルモデルチェンジさせたトレック。

【アーカイブ】コラテック C-F1、分かるヤツが乗ってくれればそれでいい 安井行生の徹底インプレ 2008年モデル 画像
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【アーカイブ】コラテック C-F1、分かるヤツが乗ってくれればそれでいい 安井行生の徹底インプレ 2008年モデル

[サイクルスタイルの過去記事を振り返るアーカイブス]剛性としなやかさが適度にバランスされたフレームは多数存在するが、このC-F1のように 「剛」 と 「柔」 を同時に抱くフレームは珍しい。

【アーカイブ】コラテック サニーノモデル C-F1…傑出した上質さは誰にも真似出来ない 安井行生の徹底インプレ 2008年モデル 画像
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【アーカイブ】コラテック サニーノモデル C-F1…傑出した上質さは誰にも真似出来ない 安井行生の徹底インプレ 2008年モデル

[サイクルスタイルの過去記事を振り返るアーカイブス]イタリアのフレームビルダー、マウロ・サニーノ氏がハンドメイドするC-F1。

【アーカイブ】別格のヒルクライム性能を持ちながら優美な走り トレック マドン6.9 安井行生の徹底インプレ 2008年モデル 画像
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【アーカイブ】別格のヒルクライム性能を持ちながら優美な走り トレック マドン6.9 安井行生の徹底インプレ 2008年モデル

[サイクルスタイルの過去記事アーカイブス]6.9のプロフィットにアッセンブルされていたホイール (アイオロス5.0カーボン) は高速域に特化したモデルだったため、ゼロ加速は決して軽くなく、登坂でもどっしりとした重みを感じる。

【アーカイブ】トレック マドン6.9、最高峰の傑作バイク 安井行生の徹底インプレ 2008年モデル 画像
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【アーカイブ】トレック マドン6.9、最高峰の傑作バイク 安井行生の徹底インプレ 2008年モデル

[サイクルスタイルの過去記事を振り返るアーカイブス]インテグラルBB、シートマスト、No90フォークなど独自の機構を取り入れ、規格に縛られていた既存の構造を破壊しながら大幅に進化してきたニューマドン。

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