
今オフ最大の関心事、カイル・タッカー外野手の新天地はドジャースに決まった。米メディアによると、契約内容は4年総額2億4000万ドル(約372億円)。年平均は6000万ドルとなり、大谷翔平投手の7000万ドルに次ぐ歴代2位となった。激しい争奪戦が展開されたが、最終的に世界一軍団を選んだ理由は何だったのか。識者たちが考えを巡らせている。
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■三つ巴の激戦を制した理由
ドジャースをはじめ、メッツやブルージェイズなど強豪球団が火花を散らしたタッカー争奪戦。メッツは年俸ベースでドジャースに匹敵する条件を提示し、ブルージェイズは短期ではなく長期契約でオファーしたが、獲得は叶わなかった。
この決断の背景を多くのメディアが推察し、識者らが持論を展開。現役時代は“スーパーマン”の愛称で知られた名手、ケビン・ピラー氏も15日(日本時間16日)、ポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演し、「なぜドジャースだったのか」というテーマに向き合った。
「まず、彼らは選手をより良くしてきた実績がある」と、チームの指導方法を評価。さらに「ワールドシリーズを連覇しているし、豊富な資金力がある。球界最高クラスの選手たちもそろっている」とした上で、「さらにショウヘイ・オオタニという、誰もがチームメートになりたいと思う選手がいる」とし、結果的に選手が集まるのは当然とした。
■「LAを選ぶ可能性は高い」
同氏は「もし、(争奪戦で)接戦になり、そこにドジャースが加わっていた場合、先ほど挙げた理由から、ターゲットがロサンゼルスを選ぶ可能性は高いだろう」と改めて指摘。さらに「今回のタッカーの件でも、ドジャースはほとんど水面下で動いていた。ただ、ずっと点と点でつながっているようには感じてはいた」と明かした。
そして、「タッカーがハマるのは分かっていたが、チームとしてこれ以上スター選手を獲りに行くことはないだろうとも思っていた。でも、やはりドジャースはいつも通りのことをやってのけた。正直、クレイジーだよ。もちろん予想外だが、驚きはしなかった」と続けた。
また、米メディア『heavy.com』は、タッカーの控えめと言われる性格もドジャースにフィットする要因とした。「タッカーはスーパースターがそろうドジャースを選んだことで、あくまでチームの一員としてプレーすることができる。もしニューヨークやトロントに入っていた場合、常に注目を浴びる存在になっていただろう。しかし、ロサンゼルスではそうならない。オオタニ、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの後ろに控えることになる」とした。
スター選手であるタッカーでさえ、ドジャースに入ればスポットライトから外れる可能性がある。今回の加入劇は、大谷らが放つ存在感が際立つ結果ともなった。
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