
卓球の「WTTファイナルズ香港2025」は14日、男子シングルスの決勝が行われ、世界ランキング5位の張本智和(トヨタ自動車)が同4位のトルルス・モーレゴード(スウェーデン)と対戦。ゲームカウント4-2で勝利し、悲願の初優勝を飾った。
試合後、張本智は激闘となった決勝を振り返り、喜びをかみしめながらファンへの感謝を伝えた。
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■パリ銀撃破で“4度目の正直”
これまでWTTファイナルズで3度の準優勝を経験してきた張本智は、1回戦ではシモン・ゴジ(フランス)に4-2で勝利し、準々決勝では“天敵”フェリックス・ルブラン(フランス)との接戦をフルゲームの末に突破。さらに準決勝では、世界ランキング2位の林詩棟(中国)との激戦を制し、決勝進出を果たした。
決勝の相手は、パリ五輪銀メダリストのモーレゴード。これまでの対戦成績は1勝2敗と負け越していたが、張本智はバックハンドを軸に攻守で主導権を握り、序盤に2ゲームを連取。一時は2-2の同点に追いつかれたものの、中盤以降に再び流れを引き寄せ、最終第6ゲームを11-2で圧倒して勝利を掴んだ。
試合後、張本智は「信じられない気持ち。今でもまだ信じられないですが、“優勝した”という事実だけは確かなので、この喜びを明日以降、仲間とゆっくりかみしめたい」とコメント。
また、決勝で対戦したモーレゴードについては「フォアもバックもどちらも強くて、バックハンドもただ打つだけでなく、カットブロックなど細かい技術がある。今日は本当に苦しめられたし、素晴らしい選手です」と称賛を送った。
3度の準優勝を経て、ついにWTTファイナルズのタイトルを獲得した日本のエース。張本智は「本当に感謝の気持ちしかない。それが一番大きいです。会場に来てくれた方や、配信を通じて応援してくれた皆さんと優勝の瞬間を分かち合いたいですし、こうした瞬間をもっともっと増やして、皆さんの人生を少しでも豊かにできるよう頑張りますので、これからも応援していただけたら嬉しいです」と感謝を述べ、さらなる飛躍を誓った。
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