
MLB公式サイトは4日(日本時間5日)、今季下位に沈んだ6球団を特集。近年勝てない理由を分析した。今季ア・リーグ西地区の最下位と振るわなかったエンゼルスは、長年構造的な問題を抱えていると指摘した。
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■勝ちに行く姿勢は評価されるも……
MLB公式サイトは同日、「順位表の下位6球団がどのように浮上できるか」と題して記事を公開。今季119敗を喫したロッキーズを筆頭に、ホワイトソックス、ナショナルズ、パイレーツ、アスレチックス、そして10年連続の負け越しとなったエンゼルスに注目した。
2015年に85勝を挙げて以来、勝率5割を超えていないエンゼルス。昨季は大谷翔平投手がドジャースへと移籍し、今季もア・リーグ西地区最下位に沈んだ。同記事では、エンゼルスが長年低迷する理由に「問題をお金で解決しようとしてきたが、それが毎回上手くいかない状況が続いている」と分析。「毎年勝ちに行き続けていること自体は評価されるべきだが、同時に、それが評価されるべきではない部分でもある」とした。
また、長年球団を支えてきた生え抜きのマイク・トラウト外野手について言及。大型契約のスーパースターを手放さないことで、完全な再建モードに踏み切れない長年の構造的な問題点も指摘した。
■低迷の中でも希望の光
そして、ア・リーグ最下位の防御率4.89だった投手陣にも苦言を呈した。若手有望株グレイソン・ロドリゲス投手をトレードで獲得、アレク・マノア投手も補強した点を評価し、さらなる整備にも期待。近年成長が著しい若手の話題にも触れ、ノーラン・シャヌエル内野手やザック・ネト内野手、ローガン・オハッピー捕手、ジョー・アデル外野手ら中核を担うスター候補が育っている点には希望を見出した。
トラウトは入団してからポストシーズンでのプレー経験が乏しく、球界最高峰と謳われた全盛期を終えようとしている。アストロズやマリナーズ、レンジャーズなど強豪ひしめくア・リーグ西地区の中で浮上のきっかけを掴むことができるか。
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