ヤクルトからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す村上宗隆内野手について、米地元メディア『ドジャー・ブルー』は22日（日本時間23日）、「ムラカミの噂：ドジャースは興味を示すチームに含まれず」と題し、記事を公開した。大谷翔平投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手ら日本人トリオと共闘する可能性は消滅したのか、注目を集めている。
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■「速球への対応が不得意」
ドジャースと村上の結び付きは、たびたび報じられてきた。理由としては、過去も含めて日本選手が多く所属していることや、内野陣の高齢化を止めたいというチーム事情にマッチすることなどが挙げられた。
しかし、『ドジャー・ブルー』によると、村上の動向に言及した米スポーツラジオ局『AM 570 LA Sports』のデビッド・ヴァセグ氏は「ムラカミについて、ドジャースが興味を示しているという話は聞こえてこない。ひとつ耳にしたのは、彼が速球への対応があまり得意ではないということだ。だから、メジャーの投手が投げる非常に速いストレートに対応できるようにスイングを作り直す必要があったキム（・へソン）と状況が似ている」と語ったという。
■ヤンキースなどが候補
『ドジャー・ブルー』は、「左打ちの和製大砲に対しては、レッドソックス、ヤンキース、メッツ、マリナーズ、フィリーズ、ジャイアンツなどが興味を持つと見られている」と紹介。ただ、「強打を武器とする一方で、コンタクト率や球速への対応には不安が残る」と課題も指摘した。
ドジャースは先日、三塁を守るマックス・マンシー内野手に対し、球団オプションを行使。1年1000万ドル（約15億3000万円）で残留が決まった。一塁にはフレディ・フリーマン内野手がおり、村上のポジションは見当たらない。しかし、複数の米メディアは、マンシー35歳、フリーマン36歳、ムーキー・ベッツ内野手33歳という年齢を鑑み、内野陣の高齢化を避ける意味でも村上獲得に動くと予想していた。
今年1月には、村上が自身のSNSにドジャースの帽子をかぶる姿をアップしたこともあった。村上の新天地はロサンゼルス以外か。今後の動向に注目が集まっている。
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