
メッツの千賀滉大投手を巡るトレード話が本格化している。米メディア『ニューヨーク・ポスト』は21日(日本時間22日)、公式YouTubeで「なぜコウダイ・センガのメッツでの日々は終わりが近いのか」と題した動画を公開。悩める右腕の去就について特集した。
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■今季序盤こそ好調も……
現在32歳の千賀は2023年、ルーキーイヤーでチーム最多の12勝を挙げ、リーグ2位の防御率2.98を記録。オールスターにも選出され、新人王投票では2位にランクインするなど華々しいデビューを飾った。しかし、昨季は春先に故障し7月の復帰登板でもふくらはぎを負傷。レギュラーシーズンの出場が1試合に留まった。
今季は序盤戦で7勝を挙げたものの、6月12日(同13日)にハムストリングを痛めて戦線離脱。7月の復帰後は投球内容が大幅に悪化し、最終的にはマイナー降格まで受け入れてシーズンを終えた。
■「健康状態と稼働率の低さ」を指摘
『ニューヨーク・ポスト』は21日(同22日)、千賀にまつわる動画を公開。メッツが右腕のトレードを画策しており「すべきかどうかではなく、いつするか」の段階に来ていると伝えた。現在、少なくとも8球団以上が獲得市場に参戦しているという。
動画では、千賀の健康状態と稼働率の低さを指摘。さらに、最大の問題として「非常に細かいことにこだわる投手」である点を挙げた。「自分のやり方じゃないといけないタイプで、他の投手が一般的に受けるケアやアプローチでは上手くいかない。デビッド・スターンズ球団編成部長は、もう彼にうんざりしているように見える。6人ローテじゃなきゃ駄目、特別扱いが必要、そういう手のかかる存在だからだ」と、厳しい批判を展開した。
一方で、メッツの中でトレード価値が群を抜いて高い側面にも注目。実力を発揮できればエースクラスの働きが期待できるため、引く手数多であることにも言及した。
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