
総合格闘家の堀口恭司が11日に公開された神龍誠のYouTubeチャンネルに出演。2023年の大晦日大会で神龍と対戦した当時の心境と、勝利マイクでの「一緒に練習しましょう」発言の真意について語った。
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■「日本でやることはもうないかなと。俺もそうだったから」
堀口はATTでの練習生活をスタートした25歳の神龍と対談し、両者が対戦した2年前の大晦日大会を振り返った。
試合前の神龍からの挑発に対しては「プロレスの感じで煽ってるのは知ってたから、正直なんとも思ってない」としつつも「『お前誰に言ってんだ?』っていうのもあった」とし、試合を盛り上げるために自身も煽り返した経緯を語った。
実際に神龍と対戦した印象は「上手かった」とし、タックルや堀口からテイクダウンをとった粘り強さを評価。試合は堀口の2ラウンド3分44秒リアネイキッドチョークによる一本勝ちで終わったが、神龍は「決められない自信があった。わざと(あの体勢で)呼吸しようと思ったらグググッと入ってきた」とフィニッシュの瞬間を回顧した。
2023年の大晦日大会「堀口恭司vs.神龍誠」
このとき初めて一本負けを喫したという神龍に対し、堀口は「たぶん海外に来たら、やらせちゃいけない。海外で練習してる奴らは絶対にそこで極めるから」とし「いいポジションを取らせてはいけない。そこは改善していかないと」とアドバイス。神龍は「ズバズバ言ってくれる人は周りにいないので」と感謝を示した。
「トップチーム来なよ、一緒に練習しようよ」
また、試合後に「一緒に練習しましょう」とATTに勧誘した理由についても言及。「上手かったし、俺の中では日本でやることはもうないかなと。俺もそうだったから」と当時の心境を説明。堀口は自身が当時のUFCフライ級王者デメトリアス・ジョンソン(米国)に敗れた際に「ベルトを取るにはこのまま日本にいたら無理だな」と感じた自身の経験と重ねての発言だったと明かした。
勧誘から2年越しに実現した神龍のATT修行。神龍は今後どのような進化を遂げるのか、注目したい。
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