
MLB公式は7日(日本時間8日)、守備のベストナイン「ゴールドグラブ賞」からもっとも優れた選手に贈られる「プラチナグラブ賞」を両リーグ1名ずつ発表。ア・リーグからは、ロイヤルズの遊撃手ボビー・ウィットJr.内野手、ナ・リーグからはパドレスのフェルナンド・タティスJr.外野手が選出された。
今季のウィットJr.は、出場157試合のうち154試合1340イニングで遊撃手としてプレー。球界ナンバーワンクラスの俊足と広大な守備範囲でアウトを量産した。
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■勝利貢献度もリーグ3位に
Bird? ❌
Plane? ❌
Bobby Witt Jr.? ✅ pic.twitter.com/mx0VmrGZl5— MLB (@MLB) June 6, 2025
メジャー4年目のウィットJr.は今季、ロイヤルズの正遊撃手として活躍。MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』によると、今季のOAA(Outs Above Average)で内野手単独トップの「+24」を記録。とりわけ、前方と三遊間方向への打球に圧倒的に強く、華麗なダイビングキャッチを度々披露した。
また、ウィットJr.のスプリントスピード「30.2フィート/秒」はア・リーグ単独トップタイの俊足。球界でも指折りの俊足を生かした守備範囲が強みだ。
米データサイト『ファングラフス』が独自に算出した勝利貢献度「WAR(Wins Above Replacement)」でも、ア・リーグ3位の「8.0」をマーク。記録的なシーズンを送ったアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)とカル・ローリー捕手(マリナーズ)の陰に隠れたものの、総合力ではMVP級の働きを見せた。
ナ・リーグからは、パドレスのタティスJrが外野手本格転向から3年目で同賞に選出された。
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