
ナ・リーグ西地区のドジャースは30日(日本時間31日)、ワールドシリーズ(WS)第6戦を翌日に控え、敵地ロジャースセンターで練習を行った。出場選手たちは第5戦終了後すぐに飛行機で移動。首脳陣たちより一足早く現地トロントへ到着し、自主的に前日練習に取り組んだ。
ここまで2勝3敗とリードを許して、いよいよ崖っぷち。公式放送局『MLBネットワーク』は、不振が続く打線の巻き返しがシリーズのゆくえを左右するとした。
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■“大谷翔平以外”をキーマンに
球団史上初の連覇に挑むドジャースは、WS5試合を戦ってチーム打率.201と低迷。長打率わずか.354、OPS.654と振るわず、得点圏打率.200と結果が出ていない。4度の満塁機でも無安打に終わっており、得点力が大幅に低下している。
打撃好調のブルージェイズは、5試合でチーム打率.261、得点圏では.281を記録。走者を置いた場面で打率.300、5本塁打と勝負強さが際立つ。MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』によると、シリーズ全体のK%(三振割合)は、ドジャース26.1%に対して、ブルージェイズ19.2%と優れており、犠飛や犠打、進塁打を含めたインプレーを多く生み出していることがわかる。
『MLBネットワーク』は、WSでのドジャース打線を「(レギュラーシーズンとは)もはや別物だ」と不振を分析し、大谷翔平投手の打率.316、出塁率.500、長打率.895の好成績に対して、それ以外の選手が打率.188、出塁率.268、長打率.294に留まっている点を懸念。逆転世界一へのキーマンを「大谷以外の打者」であるとした。
第6戦先発の山本由伸投手を早い回から援護できるか。デーブ・ロバーツ監督は、前日会見で不振の打線にブルージェイズのような「粘り強さ」を強く求めていた。
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