
総合格闘家の堀口恭司が約9年ぶりのUFC復帰戦に臨む。11月22日(日本時間23日)、ドーハのABHAアリーナにて開催されるカタール大会「UFC Fight Night: Tsarukyan vs. Hooker」でフライ級12位のタギル・ウランベコフ(ロシア)と対戦する。
この注目の一戦について、UFC同級5位の平良達郎、鶴屋怜らを擁する総合格闘技ジム「THE BLACKBELT JAPAN」の鶴屋浩代表が徹底分析を行った。
◆堀口恭司、タギル・ウランベコフ、平良達郎ら日本選手・RIZIN勢は現在何位? 【最新世界フライ級ランキング】
■対戦相手ウランベコフは「15位以内で最強」
鶴屋代表は28日に公開されたYouTubeチャンネル「ザ・ワンTV」に出演し、堀口vs.ウランベコフ戦を占った。
対戦相手のウランベコフについて、鶴屋代表は「達郎(現在5位)以下の15位までの中では一番強い」と実力を高く評価。34歳のグラップラーはテイクダウンも極めも強いと述べ、「勝てば上を狙える」と、上位ランカーと対戦するための”査定試合”には打ってつけの相手だと分析した。
■試合展開は「ギリギリ判定勝ち」を予想
試合展開については、「堀口選手の性格的にフィニッシュを狙う」と見る一方で、ウランベコフは簡単な相手ではないと指摘。「一本勝ちを狙いに行くけど、結果判定でギリギリ勝つ」と、堀口の僅差判定勝ちを予想した。
さらに鶴屋代表は、35歳になった堀口のキャリアにも言及。「堀口選手はある程度年なので、最後のチャンスだと思う。年齢的にもワンチャンス」と強調した。ウランベコフに勝利した場合でも、タイトル挑戦までには2年近くかかると見越し、「そこまで険しい道のりだと思う」と私見を語った。
難敵との”査定試合”で、堀口はどのような戦いを見せるのか。そして鶴屋代表の予想は的中するのか。11月の試合に注目が集まる。
◆堀口恭司、11月に“殿堂入り”した元ライト級王者の弟子と対戦 現地メディアは“最も優秀なファイター”として復帰を歓迎「ようこそ」
◆平良達郎、完勝の舞台裏では“トラブル続出”……同門選手が勝利後の号泣やプレッシャーにも言及「全部乗り越えてのあのパフォーマンス」



