
ア・リーグ東地区のヤンキースは7日(日本時間8日)、本拠地でのブルージェイズ戦に8-6で勝利。地区シリーズの対戦成績を1勝2敗とし、崖っぷちで踏みとどまった。主砲のアーロン・ジャッジ外野手が、3点ビハインドを跳ね返す同点3ランを放つなど3安打4打点を記録した。
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■起死回生の同点3ラン
敵地連敗で迎えた第3戦、ヤンキースはこの日も序盤から失点を重ね、3回表終了時には1-6と劣勢の展開に。ところが、敗退ムードが漂い始めた3回裏、ジャッジの適時打とジャンカルロ・スタントン外野手の犠飛で2点を返すと、4回裏も1死一、二塁の好機を演出。
再び打席に入ったジャッジは、相手3番手ルイス・バーランド投手と対決。フォーシームの平均球速98.1マイル(約157.8キロ)を誇る剛腕に対し、初球ナックルカーブをファール、2球目真ん中高めのフォーシームを空振り。カウント0-2に追い込まれるも、3球目の完全なボール球、99.7マイル(約160.4キロ)の内角フォーシームをフルスイング。やや窮屈なフォームから放たれた打球は、角度35度、速度103.1マイル(約165.9キロ)で高々と舞い上がると、本拠地左翼スタンドへ飛び込む起死回生の同点3ランとなった。
MLB公式のヤンキース担当ブライアン・ホッチ記者によると、ジャッジが打った「99.7マイルの投球で、ストライクゾーンの中心から1.2フィート内側を捉えた本塁打は、投球解析が始まった2008年以降、レギュラーシーズンとプレーオフを合わせて史上初の記録になる」という。
■相手指揮官も脱帽しきり
ジャッジの一打で試合を振り出しに戻したヤンキースは、5回裏にジャズ・チザムJr.内野手のソロで勝ち越し。6投手を繋ぎ9-6で逃げ切った。これで、対戦成績はヤンキースの1勝2敗。第4戦もヤンキースタジアムで戦い、タイに戻せば敵地での第5戦へと進む。
ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は、試合後の会見で「彼を称賛するべきだろう。とてつもないスイングだった。馬鹿げているよ」と脱帽しきり。あれを打たれては仕方がないと言った様子で苦笑いを浮かべていた。
主砲が放った異次元のアーチで、流れを大きく変えたヤンキース。明日から連勝で地区シリーズ逆転突破なるか。
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