
第76回毎日王冠(5日/GII、東京芝1800m)には、ダービー4着のサトノシャイニング、しらさぎS2着のチェルヴィニア、昨年3着で一昨年の覇者エルトンバローズなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「サトノシャイニング」を取り上げる。
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■サトノシャイニング
皐月賞はスムーズさを欠いての5着、日本ダービーでは大外枠発走ながら名手が勝ちに行く競馬を見せて僅差の4着と、紛れもなく現3歳牡馬世代の中心的な存在。しかも、この世代は続々と同期が結果を出しているように、全体の層が厚く非常にレベルが高い。
秋の始動に、わざわざ関西馬が府中の芝1800メートルである毎日王冠を選択してきたとなると、どうやら牡馬クラシックロードの最終章である菊花賞へ向かうプランはほぼほぼなく、早い段階での適性距離を見極める一戦とするようだ。母スウィーティーガールの産駒はスピード型ばかり。そこにスピードと馬力が売りの父キズナを迎えたとなれば、その産駒が3000メートル向きのスタミナ自慢ではないのは確か。さらに胸前が発達して、帰ってきた現在の姿から中距離以下でこそ輝くタイプだろう。この舞台を選んだのも納得。
1週前はやや力んで乱れてしまい、チグハグになったものの、僚馬を差し返してフィニッシュするあたりに地力の高さが窺える。調教量は十分こなしており、最終追いは坂路でサッと済ませて素軽い動き。気性面にまだ課題はあるが、夏を越して肉体的な成長を遂げたこの時期、十分勝負になる。
総合評価「A」
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