
第76回毎日王冠(5日/GII、東京芝1800m)には、ダービー4着のサトノシャイニング、しらさぎS2着のチェルヴィニア、昨年3着で一昨年の覇者エルトンバローズなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ホウオウビスケッツ」を取り上げる。
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■ホウオウビスケッツ
同馬は前々からスピードで振り切る形に持ち込めた時のみ好走できる個性派。故にムラのある戦績ではある。切れる脚が儚いぐらいに一瞬だが、これさえ成せればGIでも戦える。あとはメンバーを見て、その策が嵌るかどうかを精査するのみ。強力な同型も頭数も少ない大箱の一戦となる今回、この状況なら、まず前々から同馬の好きなタイミングで動けよう。
前走の札幌記念時は、テンションを考慮され具合こそよかったものの、結果的にプラス12キロと太かったのも影響していただろう。馬場、勝負所の形と惨敗の影響はほかにもあるが、ラストはいかにもといった負け方だった。
この中間は、1週前にウッド5F66秒5~3F37秒2と本負荷レベルで攻めていたにも関わらず、最終追いでも更に強度を上げて5F65秒5~3F37秒3と念入りな調整。ウッド5F65秒5(馬なり)は自己ベストに0秒1差で、その自己ベスト65秒4は昨年の本レース(2着)だ。ここ2年は夏負けがあったが、今年は順調そのもの。本来の強度のあるメニューを消化したことで仕上がっており、目標は次とはいえ、1回使って心身ともに上昇している。一発の気配。
総合評価「S」
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