
卓球の「チャイナスマッシュ2025」は28日、女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング33位の平野美宇(木下グループ)は同1位の孫穎莎(中国)と対戦。ゲームカウント1ー3で敗れ1回戦で敗退した。
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■昨夏のパリ五輪以来の再戦
平野は今大会に主催者推薦で出場。昨夏のパリ五輪では団体戦決勝でエース対決した孫穎莎との注目の対戦が実現した。
第1ゲームは平野がサービスから連続ポイントを奪うが相手も対応し、3-3の入りに。その後、孫穎莎がラリー勝負で強さを発揮しポイントを重ねると、平野の強烈なストレートもカウンターされるなど、徐々に離される展開。先にゲームポイントを握られた平野が5-11で先手を取られる。
第2ゲームは孫穎莎のサービスに好返球を見せるなど、平野が6連続ポイントで勢いに乗る。6-1からのカウンターやバックでのストレートを沈めるなど、流れを与えないままゲームポイントを握る。終盤連続ポイントを許したものの、11-5で平野が奪い、ゲームカウントで追いつく。
第3ゲームは1-1からのサービス2本をものにするなど、孫穎莎が連続ポイントで平野を一気に離す。その後も好ラリーを見せるなど世界女王に立ち向かう平野だが、このゲームを2-11で落とし王手をかけられる。
第4ゲーム入りのラリーは互いに取り合うなか、孫穎莎がチキータやミドルへの鋭い攻めで平野を封じる。相手に迫った平野は5-7でタイムアウト。しかし、その後も強打を見せるなどポイントを重ねられた平野が7-11で落とし、ゲームカウントで敗れた。
随所に好プレーを見せるなど奮闘した平野だが、世界女王相手に敗れて2カ月ぶりのWTTシリーズは1回戦敗退となった。
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