
卓球の「チャイナスマッシュ2025」は28日、女子シングルスの1回戦が行われる。世界ランキング33位の平野美宇(木下グループ)は同1位の孫穎莎(中国)と対戦する。
今大会ワイルドカードでの出場を果たす平野。いきなりの世界女王とのマッチアップに大会公式も熱視線を送っている。
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■7月の「USスマッシュ」以来の出場
平野は5月の世界選手権以降はWTTへの出場を制限し、中国超級リーグや日本のTリーグへ参戦。7月の「USスマッシュ」以来となるWTTシリーズに主催者推薦での参戦を果たす。
そんななか、1回戦で戦うのが孫穎莎で、6月から3度にわたって参戦した中国超級リーグの深圳大学ではチームメイトとして共闘。ダブルスペアも結成するなど、最高峰の舞台で切磋琢磨した。
そんな両者の国際大会での戦績は平野の1勝6敗で、2023年の「WTTコンテンダーザグレブ」の決勝では平野が4-3で勝利して優勝。昨夏のパリ五輪では団体戦決勝の第2試合で戦い、0-3で孫穎莎に敗れている。
この2人の戦いに大会公式も関心を寄せており、「中国の人気選手である孫は、WTTグランドスマッシュでの5度目の優勝を目指し、北京で好スタートを切れるか」と世界女王に言及。さらに、「平野は2023年のWTTコンテンダーザグレブでの再現を果たせるか」と2年ぶりの勝利へも期待を込めている。
若くして互いにしのぎを削ってきたなか、最近では中国超級リーグでの交流も注目を集めた平野と孫穎莎。1回戦でのマッチアップが実現するなか、果たしてどのような試合を見せるのか。
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