
ドジャースの佐々木朗希投手が26日(日本時間27日)、敵地マリナーズ戦でメジャー2度目のリリーフ登板を果たし、1回を1安打無失点に抑えた。前回24日(同25日)に続く好投を披露し、米地元放送局『スポーツネットLA』などの取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は試合後、「ロウキはファンタスティックだった」と称賛した。
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■全12球中11球がストライク
佐々木は3―1と2点リードの7回、5番手として登板。まず、8番J.P.クロフォード内野手を三ゴロに打ち取ると、9番コール・ヤング内野手は空振り三振に仕留めた。
簡単に2アウトを奪ったが、続くランディ・アロザレーナ外野手に左翼フェンス直撃の二塁打を許した。2023年WBC準決勝・メキシコ戦でも対戦経験のある“ドヤ顔腕組み男”に痛打されると、打席に迎えたのは今季60発のカル・ローリー捕手。しかし、ここで動じないのが進化の証。ア・リーグMVP候補の大砲に対し、3球連続でスプリットを投じて空振り三振に切って取った。
この全12球(ストライク11球)の快投に対し、ロバーツ監督は開口一番、「ファンタスティックだった」と称賛。特にアロザレーナに打たれ、ピンチを招いた場面での投球を高評価。「走者を出してからの反応を見ることができて良かった。球質は衰えなかったし、動じることなく投げ切った」と話し、成長ぶりに目を細めた。
■指揮官「特別なボール」
ローリーとのマッツアップについては、「あの勝負は見たかった。(前の打者との対戦で)速球を意識させ、その上で投げるスプリットは特別なボールになる。だから空振りを奪えた」と分析した。
最速は100.1マイル(約161.0キロ)を計測。コントロールも安定し、変化球のキレも上々。PSでのクローザー待望論が出るのも十分に理解できる内容だった。
この日、ドジャースはメジャー復帰を目指していたブロック・スチュワート投手が右肩手術を受けると発表。PSではブルペンを支えると予想されていた右腕の離脱が決まったことで、佐々木にかかる期待がますます高まりそうだ。
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