
ア・リーグ東地区のヤンキースは25日(日本時間26日)、本拠地でのホワイトソックス戦に5-3で勝利。2点ビハインドの5回裏に、ジャンカルロ・スタントン外野手が走者一掃の適時二塁打を放って逆転。5連勝を飾った。
ヤンキースは今季91勝目を挙げて、ブルージェイズと同率首位をキープ。レギュラーシーズン残り3試合で地区優勝に望みを繋いだ。
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■夏場の失速も9月に巻き返し
今季のヤンキースは開幕から順調に勝ち星を重ねるも、6月、7月ともに借金1ずつとペースダウン。同期間にブルージェイズが16個も貯金を積み重ね、7月3日(同4日)に単独首位へ浮上。その後は東地区のトップを走り続けた。
対するヤンキースも、8月に16勝12敗、9月は14勝7敗とラストスパート。アーロン・ジャッジ外野手の打撃復調に合わせるように連勝を続け、ついに24日(同25日)に同率首位へ浮上した。一時は地区3位まで落ち込んだが、地区優勝を狙える位置まで巻き返している。
■ブルージェイズとの直接対決は負け越し
25日(同26日)の試合に勝利し、5連勝を飾ったヤンキースの指揮官アーロン・ブーン監督は「(ワイルドカード狙いではなく)明日の試合からもアクセル全開だよ。日曜日になって状況次第で多少変わるかもしれないが、現時点では何も変わらない。ただ明日勝つために全力でいく。それだけだ」と意気込みを語った。
今季のヤンキースは、ブルージェイズとの直接対決に5勝8敗と負け越しており、同率首位でレギュラーシーズンを終えた場合は地区2位が確定する。オリオールズとの3連勝を取りこぼすことなく、ブルージェイズがレイズに敗れることを祈るしかない状況だ。残り3試合、最後まで目が離せない展開が続く。
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