
ドジャースの佐々木朗希投手は18日(日本時間19日)、傘下3Aオクラホマシティの一員として敵地でのタコマ戦に臨み、8点リードの5回から3番手としてマウンドに上がった。自身初となる中継ぎ登板となったが、1回を無安打無失点、1四球2三振に封じた。現在ドジャースは不安定なブルペン陣がアキレス腱となっており、復活気配の若き剛腕がチームを救う可能性が出てきた。
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■16球中11球がストライク
日米を通じて初のリリーフに挑んだ佐々木。先頭をスプリットで空振り三振に仕留めると、2人目には直球勝負。最速100.1マイル(約161.0キロ)を含む直球でグイグイ押し込み、またも空振り三振に切って取った。3人目に四球を与えたが、最後の打者も直球で左飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。
この日は1イニング16球を投げて無安打無失点、1四球2三振。16球のうちストライクは11球で制球も安定していた。
右肩痛で負傷者リスト(IL)入りしている佐々木だが、これまでマイナーでのリハビリ登板はいずれも先発。6度目にして初めてリリーフに挑戦した。
これには球団からの要請もあったようだ。ドジャースの先発投手陣は山本由伸、タイラー・グラスノー、ブレイク・スネル、大谷翔平をはじめ、今季限りの引退を表明したクレイトン・カーショーらが安定。このメンバーに付け入る隙はなく、求められるのは崩壊気味のブルペン。このため、リリーフを打診された佐々木は、メジャー復帰とポストシーズン(PS)でのロースター入りに近づくため、必要とされる中継ぎに挑戦する道を選び、この日の登板となった。
■週末のラスト登板で結論
佐々木のリリーフ登板を受けて、デーブ・ロバーツ監督は「チームのために何でもするという姿勢は評価したい。初めてブルペンから投げたが、聞いたところによると素晴らしかったようだね」と喜んだ。さらに、PSでのロースター入りについても「あると思う。リリーフを受け入れたことが大きかった」と明言した。
ただ、“追試”も行われる予定で、21日(同22日)の3A最終戦で再び登板する見通しとなった。指揮官によると、今後についてはその登板を見て協議をすることになるという。そして、佐々木にはメジャー復帰のために結果を出すことを求めた。
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Roki Sasaki toes the rubber out of the 'pen ☄️
The @Dodgers rookie tosses a scoreless inning of relief with two strikeouts while on rehab with the @OKC_comets. pic.twitter.com/jhbJL84Iuv
— Minor League Baseball (@MiLB) September 19, 2025