
ドジャースのブレイク・スネル投手は17日(日本時間18日)、本拠地でのフィリーズ戦に先発登板。7回を2安打無失点、2四球11奪三振の快投で、今季5勝目を挙げた。7回の2死一、二塁というピンチの場面では、マウンドにきたデーブ・ロバーツ監督を追い返し、交代を拒否するようなシーンもあった。継投策が裏目に出るケースが続いただけに、続投志願にファンも喝采を贈った。
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■“2番手”もブルペンへUターン
この日のスネルは序盤から快投。3回までに7三振を奪うなど奪三振ショーを展開し、フィリーズ打線を手玉に取った。しかし、3-0とリードして迎えた7回にヤマ場が訪れた。2死から連続四球を出し、一発が出れば同点というピンチ。すると、ベンチからロバーツ監督がマウンドに向かった。
この時ブルペンからはアレックス・ベシア投手が、すでにマウンドに向かっていた。当然、交代が告げられるものと思われたが、マウンドに着いた指揮官はスネルと一言二言交わすとベンチへUターン。投げるつもりでフィールドに姿を現していたベシアは首を傾げ、苦笑いを浮かべながらブルペンへ戻って行った。
続投が決まるとスタンドのファンは拍手喝采。継投失敗が続いていただけに、この決断を歓迎した。結局、スネルはオットー・ケンプ内野手を三振に仕留め、ピンチ脱出。続投志願が正しかったことを証明した。
■「デーブに従う時代は終わった」
スネルは試合後、「ロバーツ監督に何と言ったのか」と問われると、「プリーズ(頼むよ)だね」と明かし、報道陣の笑いを誘った。
交代が中止となった場面を巡っては、SNSでもコメントが相次いだ。「素晴らしい、スネルがロバーツを納得させた」「ドジャースの先発投手たちは交代策に関してトラウマがあるようだ」「いいね。もう投手たちがデーブに従うだけの時代は終わりだ」「要するにスネルが正しかった」「代えていたら、今頃は同点に追い付かれていただろう」という声が並んだ。
また、2人のやり取りを想像したユーザーは「スネル:監督、昨日のことを覚えていますか? ロバーツ:おっしゃる通りです」と投稿した。ただ、スネルの場合、これまでの所属チームでもマウンドで交代を拒否したことがあり、珍しくないという指摘もあった。
いずれにせよ、ロバーツ監督が明日以降、どんな采配を振るうのか、注目の的となりそうだ。
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