「自分の能力を発揮できなかった」井上尚弥に完敗したアフマダリエフ、試合の“反省点”を母国のインタビューで語る | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「自分の能力を発揮できなかった」井上尚弥に完敗したアフマダリエフ、試合の“反省点”を母国のインタビューで語る

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「自分の能力を発揮できなかった」井上尚弥に完敗したアフマダリエフ、試合の“反省点”を母国のインタビューで語る
  • 「自分の能力を発揮できなかった」井上尚弥に完敗したアフマダリエフ、試合の“反省点”を母国のインタビューで語る

プロボクシングのWBAスーパーバンタム級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)は17日、同級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)と対戦。判定3ー0で敗れ、王座奪還はならなかった。

試合後の会見にはドーピング検査を理由に不参加だったアフマダリエフだが、母国での取材でついに口を開いた。

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■対照的だった両陣営の舞台裏

ウズベキスタンのメディア『Zamin』は「母国に戻ったムロジョン・アフマダリエフ:戦いについての率直な思い」と題した記事を投稿。

30歳サウスポーは「多くの人が私の試合に納得していないことを知っている」とし、「私自身もリングで思うように動くことができなかった」と井上戦を振り返った。

アフマダリエフは「私の前の試合が4回で終わったため、実際の36分ではなく約15-20分しか割り当てられなかった。そのため、ウォームアップと準備運動を完全には行うことができなかった。脈拍を上げる時間がなかったので、試合で自分の能力を完全に発揮することができなかった」と語り、反省を語った。

同大会のセミメインでは、WBO世界バンタム級タイトルマッチの12回戦が行われ、武居由樹(大橋)が同級1位クリスチャン・メディナ(メキシコ)と対戦し4回TKO負けを喫して王座陥落となった。

武居の試合が終わると、メインマッチに臨む両者の楽屋が映し出されたが、準備を終え円陣を組む井上陣営とは対照的に、アフマダリエフ陣営は焦った様子でバンテージを巻き始めたところだった。

その後、グローブを嵌めたアフマダリエフがミット打ちを始めて、カメラは楽屋の外に。アフマダリエフ陣営の準備が整うまでの間、実況アナウンサーらがアドリブで時間を繋ぐという珍しいシーンも見られた。

■「強くなって戻ってくる」と再起を誓う

一方でアフマダリエフは大一番に向けて準備は万全だったと主張。「今回は試合に向けて徹底的に準備し、良い状態だった。減量過程もスムーズに進んだ。すべてが計画通りに進んだ」とし、試合直前の時間管理だけが悔やまれるとした。

最後に「私は最善を尽くした。しかし、勝利と敗北はアッラーからのものだ。神の御心により、私はより強くなって戻ってくる」と再起を誓った。

アフマダリエフはプロ戦績14勝(11KO)2敗。大会2日後には自身のインスタグラムを更新し、観客の声援に応えながら会場を後にする動画とともに、日本語で「ありがとう! Nagoya ありがとうございます!おもてなしと尊敬のできる日本」と投稿し、日本のファンたちへの感謝を綴っていた。

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