【MLB】ア・リーグ新人王レースは“怪物22歳”でほぼ確定? ブックメーカーも当確扱い、オッズは驚異の「1.02倍」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】ア・リーグ新人王レースは“怪物22歳”でほぼ確定? ブックメーカーも当確扱い、オッズは驚異の「1.02倍」

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【MLB】ア・リーグ新人王レースは“怪物22歳”でほぼ確定? ブックメーカーも当確扱い、オッズは驚異の「1.02倍」
  • 【MLB】ア・リーグ新人王レースは“怪物22歳”でほぼ確定? ブックメーカーも当確扱い、オッズは驚異の「1.02倍」

シーズンも大詰めとなり、各地区の優勝だけでなく賞レースにも注目が集まり始めているMLB。今季も多くの新人がデビューする中で、新人王争いも非常に面白い。

ア・リーグ、ナ・リーグそれぞれの新人王候補とされる選手がいるものの、ア・リーグに関しては大方の予想で“ある選手”が受賞することがほぼ確実視されているが、実際の成績はどのようになっているのだろうか。注目の3選手をピックアップしてみよう。

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■ニック・カーツ(アスレチックス)

ア・リーグの新人王大本命は、アスレチックスの一塁手ニック・カーツ内野手で間違いないだろう。4月にマイナーわずか32試合にしてデビューとなった22歳は、ここまで97試合に出場し、打率.304、本塁打28本、打点72、OPS1.029という新人離れした成績を残している。

さらに350打席以上出場している打者の中でも、カーツはwRC+、wOBA、OPSの数値においてアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)に次ぐ全体2位となっていることからも、新人王としてだけでなく球界随一の好打者として衝撃的な1年を過ごしている。

スタッツに加え、ルーキー初となる1試合4本塁打を記録したほか、7月のルーキー・オブ・ザ・マンス、プレイヤー・オブ・ザ・マンスを獲得といった印象面でのインパクトも大きい。スポーツブックのBetMGMでも、カーツのオッズが-5000(1.02倍)となっており、ア・リーグの新人王はほぼ確定だといえるだろう。

■ロマン・アンソニー(レッドソックス)

オールスターブレイク前から急激な追い上げをみせているレッドソックスにおいて、起爆剤的な存在となっている新人ロマン・アンソニーも候補の1人だ。球界No.1のトッププロスペクトとして6月に満を持してデビューしたアンソニー。ここまで71試合に出場し、打率.292、本塁打8本、打点32、OPS.859という成績を残している。

アンソニーの特徴は、その力強い打球。今季のHard-Hit%は60.3%でリーグNo.1となっており、Avg Exit Velo(平均打球速度)も94.5と全体4位につけるなど、特筆したスタッツとなっている。8月には早々に8年総額1億3000万ドル(約191億円)での延長契約を果たすなど、中心打者であったラファエル・デバース内野手がジャイアンツへ去ったチームの次世代の顔として期待されているのだ。しかしながら、デビューが6月と少々遅く、9月2日の試合から負傷者リスト入りするなど試合数が少ないことも影響して新人王レースではカーツに遅れをとっていると言えよう。

■ジェイコブ・ウィルソン(アスレチックス)

2024年にデビューを果たし、今季目覚ましい成長を遂げたのがアスレチックスの遊撃手ジェイコブ・ウィルソン内野手だ。今季は106試合に出場し、打率.314、本塁打12、打点56、OPS.805という成績をおさめている。

彼の特徴は選球眼とバットコントロール。Avg Exit Velo、Hard-Hit%、Bat Speedといった打撃の強さをはかる数値においては、MLBの中でも下位レベルのスタッツになっているものの、Whiff% 10.0、K% 7.2と空振りをせずにコンタクトする能力はトップレベル。シュアな打撃でヒットを放つ昔ながらのスタイルで、カーツと共に再建中のチームを牽引するピースとなっている。守備指標は芳しくないが、負担の大きい遊撃手として出場を続けている点に加え、fWARでルーキートップの数値を叩き出していることからも新人王候補の1人といえるだろう。

現状ではカーツで決定的とされているものの、地区優勝を争うレッドソックスの若き主砲アンソニーら注目株も多いア・リーグの新人たち。今後の成績次第で、まさかの大逆転劇があるのか?各チームの優勝争いに加え、新人王争いの行方にも注目したい。

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