
MLB公式サイトは3日(日本時間4日)、最新にして今季最終となる「打者パワーランキング」を発表。大谷翔平投手(ドジャース)が、前回に続き1位をキープした。2位にはカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)、3位にニック・カーツ内野手(アスレチックス)が入り、上位3人の顔ぶれは前回と変わらなかった。4位には前回ランク外だったフアン・ソト外野手(メッツ)がジャンプアップし、飛び込んできた。
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■「9月は派手なスタートを切った」
先月21日(同22日)に発表された「打者パワーランキング」で、今季初めてトップに躍り出た大谷が、最新&最終バージョンでも1位をキープした。
MLB公式サイトのアンドリュー・サイモン記者は、大谷について「8月をやや低調な形(最後15試合でOPS.683)で終えたが、9月は派手なスタートを切った。2日(同3日)の夜、ピッツバーグで2本の二塁打を放ち、さらに打球速度120マイルの弾丸ライナーで本塁打を叩き込んだのだ。これは『スタットキャスト』が2015年に計測を開始して以来、史上6番目の速さだった」と紹介した。
そして、「そもそもオオタニがハリウッドにやってくる以前、ドジャースの輝かしい歴史の中でシーズン50本塁打を達成した選手は1人もいなかった。しかし、彼は今やその偉業を2年連続で成し遂げるまであと4本に迫っている」と記し、記録面でも称賛した。
■カル・ローリーはランク外に
同ランキングは、MLB公式サイトのデータチームが計算し、選出している。要素となるのは「選手の直近成績」「シーズン全体成績」「過去1年間の成績」などで、特に最初の2項目に重点を置いて順位付けしている。レギュラーシーズンは9月で終わるため、このランキングも今回が最新にして最終となる。
トップ3は崩れなかったが、続く4位にはソトが圏外からジャンプアップして入った。5位もランク外だったジョージ・スプリンガー外野手(ブルージェイズ)が飛び込んできた。
6位は前回9位だったラモン・ラウレアーノ外野手(パドレス)、7位にようやくアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)が名を連ね、8位もヤンキースの大砲ジャンカルロ・スタントン外野手が入った。
9、10位はともにランク外から顔を出したボー・ビシェット内野手(ブルージェイズ)、ブライス・トゥラング内野手(ブルワーズ)となった。
捕手としての本塁打記録を樹立したカル・ローリー(マリナーズ)やナ・リーグ最多安打をマークしているトレイ・ターナー内野手(フィリーズ)らがトップ10から外れた。
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