
日本卓球協会は2日、10月にインド・ブバネーシュワルで開催されるアジア選手権(団体戦)のメンバーを発表。女子は張本美和(木下グループ)、大藤沙月(ミキハウス)、早田ひな(日本生命)、橋本帆乃香(デンソーポラリス)、長﨑美柚(木下アビエル神奈川)が選ばれた。
これを受けて中国メディアが日本の戦力を分析しており、卓球王国の最大のライバルに対して警戒を示している。
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■早田、長﨑とサウスポーが2選手
今回のアジア選手権は、2026年にロンドンで行われる世界選手権団体戦の大陸予選会を兼ねて行われる。女子団体は張本美、大藤、早田という今年の世界選手権でシングルス8強入りしたメンバーに加えて、国際大会での好調さが光る橋本、長﨑も名を連ねた。
中国メディアの『捜狐』は「日本女子卓球チームは新たな5人のメンバーで中国に挑むが、そのなかの1人が中国卓球チームにとって大きな脅威となる」と題した記事のなかで日本メンバーの傾向を分析している。
記事内で「日本チームは過去10年ほど変わらない3つの特徴を維持している」と切り出すと、1つ目に若手選手が多く、2000年以降に生まれた選手が多数を占めること、2つ目には短期間に急速な成長を遂げた選手が多いことを挙げている。
さらに3つ目にはこれまでの主力選手がメンバーを外れるケースがあることに触れており、今回は伊藤美誠(スターツ)や平野美宇(木下グループ)といった歴代の五輪メダリストが外れた。「伊藤美誠と平野美宇はすでに何度も出場経験があるので、日本チームは他の選手にチャンスを与えたのかもしれない」と推測している。
また、今回注目選手にも挙がった橋本が選出されたことにより「日本女子チームは多様性に富んだチーム構成になった」と指摘。張本美、大藤、橋本が右、早田、長﨑が左と多彩な陣容が揃い、「日本の団体戦のラインナップは幅広い可能性を秘める」と分析している。
現在の日本の中心を担うメンバーに加えて、橋本や長﨑といった選手も選出された日本女子。新たな5人に対して中国も警戒を示すなか、10月のアジア選手権ではどのような化学反応を示すのか。
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