
テニスの全米オープンは3日(日本時間4日)、女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング24位の大坂なおみは同13位のロリーナ・ムホバ(チェコ)と対戦。セットカウント2-0で勝利して、5大会ぶり3度目となる準決勝進出を決めた。
◆【実際の映像】大坂なおみの5年ぶり全米4強入りに観客からは大声援「祝いと安堵のため息」 喜びを露わにした試合終了後の様子
■4回戦では世界3位を撃破
2018年、20年に全米制覇を成し遂げた大坂は、前哨戦となった「ナショナル・バンク・オープン」で準優勝を果たすなど好調を維持し今大会へ。3回戦では同18位のダリア・カサトキナ(オーストラリア)に2-1、4回戦では同3位のココ・ガウフ(アメリカ)をストレートで下して8強入りした。
迎えた第11シードのムホバとの戦いでは第1セット序盤から互いのサービスをキープしあう展開が続いたなか、5-4とゲームポイントを掴んだ大坂が第10セットをブレークして奪取。続く第2セットでは、第2、3ゲームをものにした大坂に対し、ムホバも第8、9ゲームでポイントを取るなど拮抗した展開に。それでもタイブレークにもつれた展開で勝ち切った27歳が5年ぶりのベスト4進出を決めた。
この勝利に対して大会公式サイトのXでは「ナオミ・オオサカが全米オープンの決勝に一歩近づいた」と元世界1位の活躍を称賛。米スポーツ専門局の『ESPN』も「ナオミ・オオサカはメジャー大会で8強入りするたびに彼女はタイトルを獲得してきた」と全盛期の活躍を振り返りつつ、「2025年の全米オープンで歴史は繰り返されるのか?」と復活優勝へも期待をかけている。
大坂は2018年に20歳で日本女子初のグランドスラム優勝を果たし、翌19年にはアジア人初の世界ランキング1位にも立つなど若くしてトップに上り詰めてきた。休養期間を経て再び世界最高峰の舞台へ返り咲いた27歳が、得意の全米OPで完全復活を印象付けている。
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— US Open Tennis (@usopen) September 4, 2025