
31日に新潟競馬場で行われる第61回新潟記念(GIII、新潟芝2000m)には、2023年のエリザベス女王杯勝ち馬ブレイディヴェーグ、ヴィクトリアマイル2着から臨むクイーンズウォーク、デビューから無傷の3歳馬エネルジコらが出走予定。
ここでは、過去10年から予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■前走GI上位馬と好相性
昨年まではハンデ戦での施行だった本レース。今年から別定戦に様変わりしたことで出走馬の傾向にも変化が見られており、前走GIを使われた馬が秋のGIシリーズに向けた始動戦として選択する状況が生まれている。
それを踏まえて過去の傾向を見ると、前走GI組は【4.2.0.17】とまずまずの成績。これを5着内馬に限定すると該当馬4頭中3頭が勝利を挙げており、ビッグレースの着順で明確な差が出ていた。安田記念4着のブレイディヴェーグ、ヴィクトリアマイル2着のクイーンズウォーク、同3着シランケドにとって追い風となるデータだ。
・小倉記念【2.0.2.14】・日本ダービー【2.0.0.3】・七夕賞【1.2.1.15】・函館記念【1.2.0.11】・天皇賞(春)【1.1.0.3】・安田記念【1.0.0.1】・福島牝馬S【1.0.0.0】・常総S【1.0.0.0】・ジューンS【0.1.1.1】・エプソムC【0.1.0.8】・目黒記念【0.1.0.12】・関越S【0.1.0.4】・大阪杯【0.1.0.0】・ラジオNIKKEI賞【0.0.1.2】・新潟大賞典【0.0.1.4】・鳴尾記念【0.0.1.3】・福島テレビオープン【0.0.1.3】・中京記念【0.0.1.0】・モンゴル大統領賞【0.0.1.0】
2勝を挙げる小倉記念からはシェイクユアハート、ディープモンスターなどがエントリー。前者は着順次第でサマー2000シリーズ王者の可能性を残しており、ここも警戒が必要だろう。
■エネルジコは前例のないローテだが……
デビュー以来無傷の3歳馬エネルジコはどうか。青葉賞→新潟記念は前例のないローテーションだけに評価が難しいが、過去10年で3歳馬が挙げた2勝はいずれも前走日本ダービー組。非GIレースから臨んだ3頭はいずれも連対を外している点から、過大評価は禁物なのかもしれない。
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