
マリナーズのカル・ローリー捕手は25日(日本時間26日)、本拠地T-モバイルパークでのパドレス戦に「2番捕手」で先発出場。初回の第1打席に今季50号アーチを放った。正捕手としての50本塁打はメジャー史上初。今季急成長の右打席で節目の数字に到達した。
◆【実際の動画】ローリー、メジャー史上初の捕手50号アーチ到達!今季急成長の右打席で節目の一発!生え抜きスターの快進撃が止まらない
■2試合連発で新たな金字塔
両チーム無得点の初回。1死走者なしで右打席に入ったローリーは、相手先発J.Pシアーズ投手の8球目内角フォーシームを強振すると、角度30度、速度107.2マイル(約172.5キロ)で高々と舞い上がった打球は、捉えた瞬間にスタンドインを確信する今季50号ソロとなった。
ローリーは前日1試合2発の49号で、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)が持つ捕手の年間最多本塁打記録を更新。この日は2試合連続となる一発で、史上初の50本塁打に到達した。マリナーズ球団公式のXによると、8月での50号達成はマーク・マグワイアやバリー・ボンズ、昨季のアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)らに続くメジャー史上8人目のスピード記録になるという。
■生え抜き捕手がチーム屈指のスターに
現在28歳のローリーは、2018年ドラフト3巡目全体90位でマリナーズに入団。21年にメジャー初昇格を果たすと、翌22年に27本塁打、23年に30本塁打、昨季は34本塁打と長打力を発揮。守備ではゴールドグラブ受賞者から1名だけ選出されるプラチナグラブ賞を獲得した。
今季は課題だった粗削りの右打席が急成長。試合前の時点で打率.281、19本塁打、OPS1.030を記録。昨季の打率.183、13本塁打、OPS.696から著しい進化を遂げている。球団史上最高の生え抜き捕手が、メジャーリーグの歴史に新たな金字塔を打ち立てた。
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◆最強捕手ローリー、過酷なポジションで驚くべきアーチ量産の秘訣明かす “投手優先”のスケジュール貫く「二刀流」
IT’S A 50-HOMER SEASON FOR CAL RALEIGH! 😤 pic.twitter.com/YtxwLVI66U
— MLB (@MLB) August 26, 2025