
米老舗スポーツメディア『スポーツイラストレイテッド』は13日(日本時間14日)、「MLBのMVPレースを振り返る」と題した記事を掲載。終盤に近づく今季のメジャーリーグの最優秀選手をランキング形式で紹介している。
ナ・リーグで本命に挙げられるのがドジャースの大谷翔平投手。二刀流選手を1位に挙げた同メディアは対抗馬となりうる選手にも言及している。
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■投打での躍動で追随許さず
大谷はここまで打者として119試合に出場し、打率.284、43本塁打、79打点、OPS1.021を記録。シーズン途中には投手として復帰も果たし、限定的な登板ながらここまで9試合に登板し、23回1/3を投げて32奪三振、防御率3.47を記録している。
『スポーツイラストレイテッド』が公開したMVP予想でナ・リーグ1位に入ったドジャースのスターについて、「オオタニはドジャースで圧倒的な強さを見せ続けており、復帰が認められて以来、マウンド上で素晴らしい活躍を見せている」と投打にわたる活躍を称えている。
さらに「オオタニは(投手として)復帰前にナショナル・リーグMVP受賞はほぼ確実と目されていた」と打者としての活躍だけでも評価に値するとしつつ、「彼が投手として活躍し、しかも高いレベルで活躍している現状、彼を捕まえるためにできることはあまりない」とライバルもお手上げだと現状を見ている。
そんななか、対抗馬となる選手としてフィリーズのカイル・シュワーバー外野手とカブスのピート・クロウ=アームストロング外野手を挙げており、大谷に次ぐ42本塁打を放つ前者は「32歳にして最高のシーズンを送っている」と評価し、走攻守でハイレベルな活躍を見せる後者は「2025年に真のスターとして頭角を現し、彼の活躍は紛れもない事実だ」と称賛している。
それでも、記事冒頭で「ショウヘイ・オオタニはここ5シーズンで4度目のMVP受賞が確実視されている」と綴られているように、打撃での好調さに加えて投手としても復活を遂げつつある大谷が、現状のレースをリードしているのは間違いない。はたしてシーズン終盤にかけて、ドジャースの二刀流選手を追随する選手は現れるのか。
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