
ナ・リーグ西地区首位のドジャースは12日(日本時間13日)、敵地でのエンゼルス戦に臨んだが、6-7で敗れた。試合前まで2位パドレスとのゲーム差は「1」だったが、この日パドレスが5-1でジャイアンツに勝利したため、同率で首位に並ばれた。
◆【動画アリ】大谷翔平、最終回に4試合連発“185キロ”勝ち越し43号アーチ 抑えジャンセンを粉砕
■「自分たちで道を切り開くしかない」
5-5の同点で迎えた9回表、「1番DH」で先発出場の大谷翔平投手が43号アーチを放ち、チームは勝ち越しに成功。しかし、その裏5番手アレックス・ベシア投手がエンゼルス打線につかまり同点に追い付かれると、延長10回裏、今度は6番手ベン・カスパリアス投手が痛恨のサヨナラ打を浴びて3連敗となった。
この結果、4連勝を果たしたパドレスとともに68勝52敗となり、7月上旬には「9」あったゲーム差が消滅し、ついに同率首位で並ばれた。
マックス・マンシー内野手はチームの現状について、「今はうまくいっていない。なんとかこの状況を抜け出す方法を見つけなきゃいけない。誰も同情なんてしてくれない。自分たちで道を切り開いていくしかないし、それをやらなきゃいけないんだ」と前日の試合後にコメントした。
■「この状況から抜け出さないと」
さらに「他球場の結果を気にするのは皆に任せるよ。何度も言ってきたように、我々はここで起きていること、このフィールドに集中している。他で何が起きているか、そんなことは気にしない。嫌な状況だけど、自分たちに集中しなきゃいけない。他の誰が何をしているかなんて気にしていられない。自分たちに集中し、さっきも言ったように、この状況から抜け出さなきゃいけないんだ」と力を込めたが、連敗阻止には至らなかった。
この日、トニー・ゴンソリン投手がトミー・ジョン手術を受けるため、今季残りを全休することが決定。さらに、8月のトレード期限で加入した新戦力ブロック・スチュワート投手の負傷者リスト(IL)入りも発表された。
ブレイク・スネル投手やタイラー・グラスノー投手が復帰したものの、新たな負傷者が生まれる悪循環。15日(同16日)からは本拠地でパドレスとの3連戦が控えているが、ライバル対決を前に光明を見出せるか……。ドジャースにとって正念場となりそうな気配が漂っている。
◆【動画アリ】大谷翔平、まさかまさか悪夢のトリプルプレー……「6→6→3」ネトのシフトに阻まれ好機消滅
◆“球界最高峰の50人”を選出、大谷翔平は2位「二刀流の才能は完全に解き放たれた」と米メディア 1位はやはり……
◆「ドジャースを倒す、本気で優勝を狙う」大型補強のパドレス、主砲マチャドが堂々宣言 右腕シースは「今のチームは最強」と自信