
卓球の「WTTチャンピオンズ横浜2025」は11日、神奈川県の横浜BUNTAIで男子シングルスの決勝が行われ、世界ランキング4位の張本智和(トヨタ自動車)は同2位の王楚欽(中国)と対戦。ゲームカウント4ー2で勝利して優勝を果たした。
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■圧巻の3ゲーム連続先取
男女通じて日本勢では唯一最終日に進んだ張本智は準決勝でカナック・ジャー(アメリカ)に4-1で快勝し、地元開催大会で決勝へ。迎えたのは世界No.1サウスポーとの大一番では第1ゲームから安定感のあるラリー武器に、主導権を握る展開に。11-9、11-5、11-8で3ゲームを連取する圧巻のスタートを切る。
第4、5ゲームに回り込みのフォアなど確実性を高めた王楚欽の対応の前に、2ゲームを失い、相手の流れに傾きかける。迎えた第6ゲーム、4-2から張本智は審判団にメディカルタイムアウトを要求しおよそ5分間の適用。再開後、点数を着実に重ねると11-4で奪取し、優勝を成し遂げた。
張本智は試合後に「本当に信じられない。皆さんありがとうございます」と場内に駆けつけたファンに一言。これまで2勝12敗の戦績のなか、「彼とは負ける回数が10回も多い。思い切ってやるしかなかった」とこれまで天敵となって立ちはだかってきた相手の勝利に言及した。
今回の勝利の要因にゲーム中の戦術変更を挙げ、「3-0となった第4ゲーム以降で2回も3回も変えた」と入念な準備を明かしつつ、「相手のミスがあったり、僕の戦術変更もあった」と王楚欽にも混乱を陥れたことを明かした。
張本智はこれまで各大会で王楚欽に決勝で阻まれ、フェリックス・ルブラン(フランス)とともに倒すべき相手だと公言してきた。
日本大会でのタイトル獲得を喜びつつも、「これからも勝ち続けないといけない」とコメント。次なるフェーズとしてが世界のトップシーンで結果を残し続けることを誓った。
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