【MLB】フィリーズ28歳左腕が“魔球チェンジアップ”で大躍進中 大谷翔平からも3連続奪三振、CY賞争いダークホース浮上中 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【MLB】フィリーズ28歳左腕が“魔球チェンジアップ”で大躍進中 大谷翔平からも3連続奪三振、CY賞争いダークホース浮上中

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【MLB】フィリーズ28歳左腕が“魔球チェンジアップ”で大躍進中 大谷翔平からも3連続奪三振、CY賞争いダークホース浮上中
  • 【MLB】フィリーズ28歳左腕が“魔球チェンジアップ”で大躍進中 大谷翔平からも3連続奪三振、CY賞争いダークホース浮上中

今季も接戦となっている各リーグのサイ・ヤング賞争い。先日発表された、ナ・リーグのサイ・ヤング賞レースランキングでは4位に山本由伸投手(ドジャース)がランクインしており、史上初の日本人投手の受賞の可能性も残している。

1位のポール・スキーンズ投手(パイレーツ)が圧倒的な成績で1位をひた走る中で、ダークホース的な存在として注目されているのが3位にランクインしているフィリーズのクリストファー・サンチェス投手だ。

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■決め球のチェンジアップは魔球に進化

今季ここまで23先発、144.2回を投げて11勝3敗、防御率2.36、151奪三振、WHIP1.08という成績を残している。防御率リーグ2位、奪三振数6位、WHIP8位と安定してリーグ上位niにつけている今季は、キャリアハイ更新で間違いないだろう。4月6日(日本時間7日)にはドジャース戦に先発、大谷翔平投手から3打席連続で空振り三振を奪っている。

躍進の要因として考えられるのが平均球速の向上がある。投球の46.2%を占めるメイン球種のシンカーに関して、昨シーズンは平均急速94.5マイルだったものが95.3マイルに上昇。98マイルを超えることもしばしばあるなど、明らかに球速がアップしているのだ。これにより、K%も9.3%から13.1%に向上している。

また、平均球速が上がったことで、決め球のチェンジアップが球界屈指の魔球に進化している。こちらもK%が31.2%から42.6%に大幅上昇。被打率も.220から.186となっており、この2球種のコンビネーションで打者を効率よく手玉にとっていることがわかる。

サンチェスの大幅な成長に関して、MLB公式サイトも「Wheeler isn’t the only Phillies pitcher vying for a Cy Young(フィリーズでサイ・ヤング賞を争う投手はウィーラーだけではない)」で特集。記事の中では昨シーズンよりもスタッツを向上させた投手の中で「2024年シーズンと比較して空振り率は対象投手の中で3番目に大きな上昇、三振率は4番目、速球速度は11番目に大きい上昇。サンチェスは三振率をはじめ、あらゆる面で対象となる先発投手の中で最も進歩した投手の一人となっている」と語っているのだ。

今シーズンはチェンジアップのドロップが1.5インチ(約3.8cm)上がっており、ストライクゾーンの下で出し入れすることで三振を奪っていることから与四球も増えてしまっているのは課題だろう。しかしながら、深刻な課題ではなく三振率とのトレードオフとしても十分に価値があるといえる。

この大きな飛躍は優勝を目指すチームにとって大きく、今季サイヤングレース2位にランクインしているエースのザック・ウィーラー投手と形成するローテーションは非常に強力。短期決戦となるポストシーズンでこの両投手と対峙することになれば、相手チームにとって脅威となることは間違いない。

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