
ドジャースの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地でのレイズ戦に「1番DH」で先発出場。2番ムーキー・べッツ内野手と重盗し今季初のマルチ盗塁を記録するなど、3打数2安打2盗塁2四球の活躍でドジャースを勝利(3ー0)に導いた。
先発の山本由伸投手も6回途中まで無失点の好投で10勝目をマーク。メジャー移籍後自身初となる2桁勝利を挙げた。
◆【実際の映像】大谷翔平、“快足”内野安打→二盗、直後にベッツとダブルスチールで今季初の“マルチ盗塁”で三盗をマーク!
■指揮官「彼はチームに貢献できるなら何でも受け入れる」と信頼語る
大谷はレイズ3連戦の最終日に3試合連続安打となるマルチ安打と今季14、15個目の盗塁をマーク。1試合4出塁と得点に絡むなど躍動しチームのカードを勝ち越しに貢献した。
大谷は5回まで四球、空振り三振、申告敬遠の成績。1ー0のリードで迎えた7回の第4打席では、快足を飛ばして内野安打をマークすると、2番手ベッツの打席2球目で二盗に成功。今季14個目の盗塁を記録した。
さらにその後ベッツが四球で出塁し、走者1、2塁の場面で大谷とベッツがダブルスチールを決め三盗にも成功。今季15個目の盗塁で好機を演出し、3番フレディ・フリーマン内野手の適時打で大谷はホームに生還した。
2ー0で迎えた9回1死一塁の第5打席では、チェンジアップを弾き返して二塁打をマーク。走者を三塁に進めると、続くベッツが中堅への犠打を放ちダメ押しの追加点を挙げた。大谷はこの試合で3打数2安打2盗塁2四球1得点、打率は.274とした。
試合後にデーブ・ロバーツ監督は大谷について言及。「彼はチームに貢献できるなら何でも受け入れる」とし、7試合ぶりの1番起用については「短期的には何がベストか、模索しているところだ」とした。
ベッツの打撃不振を解消のため、打順を入れ替えた大谷とベッツだが改善の糸口は見えず。ベッツは過去11試合で43打数8安打(打率.189)、OPS.498、7得点と依然低迷が続いている。指揮官は「今日はこれがベストなラインナップだった」と大谷の1番起用がマックス・マンシー内野手が復帰するまではベストな選択だとした。
なお、この試合で先発した山本は立ち上がりから安定した投球を見せ、5回2/3(88球)を投げて5安打6奪三振無失点の快投を見せ、今季10勝目をマークしている。防御率はナ・リーグ4位の2.51とした。
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