国内最大規模の競走馬セリ「セレクトセール2025」は14、15日の2日間、北海道苫小牧市・ノーザンホースパークで開催。
14日1歳部門には2023年に牝馬三冠を達成したリバティアイランドの半弟にあたる「ヤンキーローズの2024」（牡、父サートゥルナーリア）、15日当歳部門では新種牡馬のイクイノックス産駒24頭が登場する。
◆【結果速報中／セレクトセール2025】イクイノックス初年度産駒やリバティアイランド半弟が登場 1歳・当歳上場の注目馬リスト／ライブ中継・放送情報
■今年も注目、オークショニアの名文句
今年もセレクトセールの司会、進行役を務めるオークショニアからさまざまな名文句が飛び出している。
・アンチュラスの2024（牡）「安定と信頼のドレフォン！」（安定と信頼のダイワメジャー！が「ドレフォン」に。ダイワメジャーは2023年12頭の種付けを最後に種牡馬引退）
・アンフィトリテIIの2024（牡）「放牧地でも上位の存在感」（英レーシングポストが「1歳部門の注目馬」として挙げた1頭）
・レネットグルーヴの2024（牡）「才気煥発エアグルーヴの一族」（由緒ある牝系出身、期待のシスキン産駒は金子真人ホールディングスに迎えられた）
・フナウタの2024（牡）「母父ダイワメジャー、サンデーとノーザンテーストから引き継いだアンチエイジングがボーナスツール」（近代競馬の礎が母系に入り、さらなる進化が期待される言葉）
・キャンディスイートの2024（牝）「（遅れて出てきて）最後のメイクに時間がかかってしまいました」（父モーリスでその父スクリーンヒーローから女優っぷりを連想させる）
・セルフレスリーの2024（牡）「父Flightline、6戦トータルでつけた着差は計71馬身、常にワンサイドゲーム！」（藤田晋氏が今年初の競り落とし。ワールドワイドなオーナーだが国内芝GIは未勝利。当馬でワンサイドゲームなるか）
・シェーングランツの2024（牡）「もう一度血統表をご覧ください。ディープとハーツが居並び、シーザリオとスタセリタも並びます、チャンピオンばかりでキラッキラです！母系の獲得GI、フランス5勝北米5勝国内4勝キラッキラです！Sラインのシーザリオが加わり、日米仏オークス勝ち馬が5頭集まってキラッキラです！」
10時からスタートし12時（上場番号No.45）までの落札合計額は40億2900万円。なお、最高額はネブラスカレーシングが落札した「モシーンの2024（牡）」で4億2000万円。総額ではTNレーシングが5頭を購入し5億1500万円が最高。TNレーシングは楽楽などで知られるクラウドサービス会社社長の中村崇則氏がオーナー。2022年にJRA馬主デビューし、2年目にして所有馬セキトバイーストが総賞金1億4000万円を獲得している。
まだまだ続く1日目の後半戦も、血統の魅力を伝えるオークショニアの言葉はもちろん、「ヤンキーローズの2024（牡）」ら、注目馬の落札者、落札額に目が離せない。
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