
米格闘技メディア『Home of Fight』は総合格闘家でUFCフライ級7位のマネル・ケイプ(アンゴラ)の変則的でキレのあるスパーリング映像をアップ。動画とともに「マネル・ケイプは怪我をしてブランドン・ロイバル戦を欠場するまでは、人生最高のコンディションだった」と投稿した。
◆【実際の映像】マネル・ケイプ、変則的でキレキレな“ど迫力”スパーリングを公開! 「人生最高のコンディションだった」
■「別次元の動きを見せていた」
ケイプは6月28日(日本時間29日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催された「UFC317」で同級1位だったブランドン・ロイバル(米国)と次期タイトル戦挑戦をかけて対戦を予定していたが、右足骨折により負傷欠場となった。
欠場が決まった後、ケイプは同動画を投稿。「別次元の動きを見せていた。鋭敏で、集中力があり、止められなかった。私はそれを追いかけるのではない……私はそこに戻ろうとしているのだ!」と欠場となった悔しさを滲ませつつ、再びそのレベルに戻ると強固な意志を示していた。
ケイプはMMA戦績21勝(13KO、一本勝ち5)7敗。2017年からはRIZINを主戦場とし、19年の大晦日大会では朝倉海とバンタム級のベルトをかけて2度目の対戦をし、1年半越しのリベンジに成功。RIZIN王座を戴冠した。翌年3月にはUFCとの契約を発表し王座を返上。UFCでは初戦で現王者のアレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)と対戦するなど6勝(4KO)3敗で、直近は2試合連続でKO勝ちを収めている。
■朝倉海、川尻達也氏も高評価
直近のケイプの強さについては、UFC同級15位の朝倉や、元UFCファイターの川尻達也氏も言及。
朝倉は4月3日に公開した自身のYouTubeチャンネルで、堀口恭司が負けるかもしれないUFCランカーとして「パントージャ、ロイバル、モレノ、マネル・ケイプ」と上位選手ととも名を挙げ、「マネル・ケイプも結構危ないんじゃないかな?結構爆発力あるし……テイクダウンディフェンスとかも上手くなってるから強いと思う」と分析。
川尻氏も6月25日公開の自身の動画で「今のマネル・ケイプはパントージャとやっても勝てるんじゃないか?と思うくらい打撃キレキレだし、テイクダウンディフェンスも強い。バック取られたらパントージャ1本取っちゃいそうだけど、堀口と戦っても分からない」と高評価している。
ケイプは足首を手術し現在は療養中。6月25日には「いつもより治りが早い」と投稿。7日には「怪我は思っていたより深刻だったが順調に回復している。早く復帰したいのは当然だが、今は治療に集中するよ」とポストしていた。
RIZIN元王者として日本でも知名度の高いケイプ。復帰戦でも動画のような爆発的なパフォーマンスを発揮することができるか。
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😤 Manel Kape was in the best shape of his life before he got injured and had to withdraw from Brandon Royval fight.
🎥 @ManelKape pic.twitter.com/OcqULJuYQh
— Home of Fight (@Home_of_Fight) July 10, 2025