
ナショナルズのジェームズ・ウッド外野手が9日(日本時間10日)、敵地ブッシュスタジアムでのカージナルス戦に「2番左翼」で先発出場。7回表に今季24号ソロ本塁打を放った。
昨季メジャーデビューを果たした22歳が、リーグ屈指の長打力で打線をけん引。次代のスーパースター候補として注目を集めている。球宴前日に行われるホームランダービーにも出場予定だ。
◆“1108億円男”ソトが遂に本領発揮「球団史上最高の1カ月」 月間MVP初受賞の26歳に公式サイトが太鼓判「これが最後ではない」
■ゲレーロJr.の記録更新も視野に
球宴ホームランダービーにも出場予定現在22歳のウッドは、2021年のドラフト2巡目全体62位でパドレスに入団。22年にフアン・ソト外野手(現メッツ)との2対6の大型トレードでナショナルズに移籍すると、24年7月にメジャーデビュー。持ち前の長打力で9本塁打を放ち、頭角を現した。
今季は開幕から左翼手のレギュラーに定着し、チーム全92試合に出場。打率.287、24本塁打、69打点、OPS.939の好成績を残している。先月のエンゼルス戦では、1試合4度の敬遠で出塁。2004年のバリー・ボンズ以来、MLB史上6人目の記録で強打者の仲間入りを果たした。
この日は、7回表の打席に5試合ぶりの24号アーチ。右中間スタンドへ飛び込んだ打球は、速度115.9マイル(約186.5キロ)を計測した。110マイル超えのアーチ13本は、大谷翔平投手(ドジャース)に並ぶ今季メジャートップ。MLB公式サラ・ラングス記者によると、22歳以下での13本はスタットキャスト史上3位タイ。2021年にブラディミール・ゲレーロJr.内野手(ブルージェイズ)が記録した21本を更新するペースとのこと。
14日(同15日)に開催予定のホームランダービーにも出場が決まっているウッド。22歳が見せる豪快アーチに要注目だ。
◆「マッチョマン、奮闘中」吉田正尚、復帰戦でいきなり3安打 レ軍コーラ監督「マサが健康な時はリーグ屈指の左打者」と絶賛
◆ドジャース、村上宗隆の獲得に慎重姿勢か 来季も三塁手はマンシーが有力……「最も理に適った選択」と米メディア
◆ジャッジとのMVP争いは「比べないでほしい、彼は史上最高クラス」 捕手ローリー打撃躍進の陰に“元ドジャース三塁手”のアドバイス