
MLBは3日(日本時間4日)、6月の月間MVPを発表し、ナ・リーグでメッツのフアン・ソト外野手が選出された。鳴り物入りで加入しながら開幕から低空飛行が続いていた26歳の復調ぶりに、公式サイトも期待を寄せている。
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■大谷超えの北米スポーツ最高契約
ソトはヤンキースからフリーエージェント(FA)となった昨オフに、ドジャースの大谷翔平投手を上回る15年総額7億6500万ドル(約1108億円)でメッツと契約。しかし、開幕から不調が続き、5月終了時点では打率.231、9本塁打、27打点と不振にあえいでいた。
そんななか、6月に入り2度のマルチ本塁打を記録するなど復調の気配を見せ、月間では打率.322、11本塁打、20打点でOPSは1.196をマーク。ア・リーグのカル・ローリー捕手(マリナーズ)とともに月間最優秀選手に選ばれた。
MLB公式は本領発揮し始めた26歳に対し、「メッツでのキャリアはスロースタートとなったものの、ソトは球団史上最高の1カ月を過ごした」と称賛。月間11本塁打はメッツの歴代3位の本数で、OPS1.196は月間75打席以上立った打者のなかでは6月の最高記録にあたるという。
なお、ソトの月間MVP受賞はキャリア初であり、「意外かもしれない」と切り出した記事内では「ソトにとってこれが初めての月間最優秀選手賞の受賞だが、おそらくこれが最後ではないだろう」とも言及。中盤から後半にかけてさらなる活躍が見込めるとしている。
開幕からまさかのスランプが続きながら、6月にその実力を見せ始めたソト。北米スポーツ史上最高契約で加入した26歳の天才打者の逆襲には注目が集まっていく。
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