
総合格闘家の伊藤裕樹が18日に自身のYouTubeチャンネルを更新。7月27日にさいたまスーパーアリーナで開催される「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」で約4年ぶりの再戦を果たす「クレベル・コイケ vs. 朝倉未来」の展開予想をした。
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■朝倉の復帰戦は「UFCのウスマンみたい」
両者は2021年6月13日に東京ドームで行われた「RIZIN.28」で初対戦。クレベルが2ラウンド1分51秒で三角絞めを極めて一本勝ちをした。
伊藤はクレベルについて「組技で言ったら世界トップレベルの選手」と絶賛。朝倉については、5月4日の「RIZIN男祭り」で鈴木千裕にTKO勝ちした復帰戦に触れ「この時の未来くんの戦い方がUFCのウスマンみたいな感じ。しっかりトップを取って塩漬け、テイクダウンしたらトップとってパウンド打ってみたいな」と元UFCウェルター級王者のカマル・ウスマン(ナイジェリア)の戦法に似ていると私見を述べた。
朝倉は復帰戦から連戦でのリマッチとなるが「打撃も多少交錯はあったけど、そんなにダメージは大きくないのかな」とし、「そんな中でしっかり勝ちに行く試合をしたなと個人的には思った」と影響は少ないと見ている。
■「未来くんの戦い方で試合展開が変わる一戦」
また、クレベルとの第2戦については「(鈴木戦と)同じことをするか、しないか」戦略が鍵になると予想。伊藤は「クレベル選手は柔術なので下から作るのが得意。テイクダウンしてくれたら『大歓迎』という感じになる」と同じ戦い方では相手の土俵になってしまう点を指摘。
「徹底的にレスリングで切って打撃で行くのか、はたまたトップをとって削ってと同じやり方をするのか」「クレベル選手がやることは基本変わらないけど、未来くんの戦い方で試合展開が変わる一戦だなと思う」とし、朝倉が柔術に特化したクレべルに対しどのような戦術で臨むのかに注目しているとし、「前回三角絞めでやられたから、同じ手には引っかからないだろう。リベンジ成功なるかもしれない」と朝倉が雪辱を果たす可能性もあるとした。
一方のクレべルは5月の「男祭り」でラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)とタイトルをかけて対戦し、1ラウンド62秒でKO負け。王座陥落によるマインド面とKOの身体的ダメージが懸念される。
リマッチを制するのはリベンジに燃える朝倉か、「バックチョーク」でフィニッシュ宣言をした前王者クレベルか。勝てばフェザー級のタイトル挑戦に繋がると見られる試合の行方から目が離せない。
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