
マリナーズのカル・ローリー捕手は17日(日本時間18日)、本拠地T-モバイルパークでのレッドソックス戦に「3番捕手」で先発出場。2回裏の第2打席に今季27号満塁アーチを放った。
この一打で、両リーグ本塁打部門単独トップに立ち、2位アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)とは1本差に。続く第3打席でも適時打を放ち、打点でもジャッジに並びリーグ二冠王となった。
◆【実際の動画】マリナーズの正捕手ローリー、両リーグ単独トップの27号満塁弾!屈指の勝負強さで打線をけん引!
■6打点で二冠王に浮上
スイッチヒッターのローリーは2回裏の第2打席、2死満塁で左打席では今季19本目となる27号アーチを記録。第3打席には2点適時打を放った。
MLB公式のサラ・ラングス記者によると、ローリーの27本塁打は「オールスター休み前の正捕手が記録した本塁打数」において、1970年ジョニー・ベンチの史上最多28本まであと1本に迫る記録とのこと。開幕からア・リーグ西地区の首位争いをするマリナーズで、攻守の要として大車輪の活躍を続けている。ア・リーグ本塁打部門では2位のジャッジと1本差、打点部門ではトップに並んでいる。
現在28歳のローリーは、2021年にメジャー初昇格を果たし、翌22年に27本塁打、23年には30本塁打、昨季は34本塁打を記録。大味だった打撃が改善し、昨季プラチナグラブ賞を獲得した守備でも堅実なパフォーマンスを発揮。開幕から2カ月半が経過してもなお、アーチを量産し続けている。
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CAL RALEIGH GRAND SLAM
He takes the MLB HR lead with No. 27! pic.twitter.com/C53P02Oaos
— MLB (@MLB) June 18, 2025