
米スポーツメディア『The Athletic』は21日(日本時間22日)、今季終了後のフリーエージェント(FA)市場について記事を公開。注目のFA選手をランキング化しており、野手部門(トップ20)では、ヤクルトの村上宗隆内野手が7位に入った。
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■野手部門1位はカイル・タッカー
上半身のコンディション不良で戦線を離脱している村上だが、米国での高評価は変わらないようだ。
『The Athletic』は、今オフのFA市場における注目選手を紹介。野手部門20人、先発投手部門20人、クローザー部門10人のトップ50を選び、部門内でそれぞれランク付けした。
オプトアウト(選手が契約を見直したり、破棄してFAになることができる権利)を行使することが予想される選手も含んでいるため、多くのスター選手が顔を揃える結果となった。
野手部門はカイル・タッカー外野手(カブス)が1位となり、2位にはアレックス・ブレグマン内野手(レッドソックス)、3位にはピート・アロンソ内野手(メッツ)が入った。そのほか、カイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)やマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)らスーパースターがひしめく中、村上が堂々7位にランクインした。
■レッドソックスやパドレスも
同メディアは「ムラカミに関しては2026年に米国へ移籍するという報道が出ている」と断った上で、「驚異的なパワーの持ち主と知られている」と紹介。2022年に三冠王を獲得したことなど、これまでの主な実績を記した。
その上で、メジャーに来た場合の成績も予測。「ムラカミは打率.240〜.260で、30本塁打は期待できる」評価。守備に関しては「三塁手としては平均以下かもしれないが、一塁手としては及第点を与えることができる。今シーズンはキャリアで初めて右翼も守った」と説明した。
そして、「もし彼がFAになれば、ヤンキース、レッドソックス、タイガース(彼を三塁で使うことを許容するなら)、マリナーズ、レンジャーズ、パドレスといったチームが興味を示すだろう」と予想した。
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