
第171回天皇賞・春(4日/GI、京都芝3200m)には、ダイヤモンドSで快勝したヘデントール、阪神大賞典を6馬身差で圧勝したサンライズアース、2年前の覇者ジャスティンパレスなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ハヤテノフクノスケ」を取り上げる。
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■ハヤテノフクノスケ
昨年の暮れに同馬が栗東トレセンに戻ってきた時、どこかで見たことがあるなぁと思ったもの。そして、しばらくして気付いた。大きく馬体を増やしたことで、父ウインバリアシオンのあの厚み十分のゴツい馬体と瓜二つになって帰ってきた。これは期待できそうだと注目していたのだが、もはや想像以上。
2勝クラス、3勝クラスを横綱相撲で2連勝。しかも、前走など条件戦でありながら同開催に行われた阪神大賞典の勝ちタイムを楽に上回ってしまっていた。見た目だけではなく、GI級でも勝負になるだけの総合力をも父から受け継いだということか。それでいて同馬には、遂にGIのタイトルとは縁のなかった父とは違う特徴をも合わせ持つ。それこそが末の回転力だ。バサバサとワンペースの父とは違って、同馬はジワジワと加速し続けることが可能。もうひと脚に泣き続けた父がもっとも欲しかったであろう武器を持つ息子。
1週前にはCWコースにて5F63秒8から3F34秒7と実戦並みの猛調教でバキバキに鍛えられ、ラスト1Fは10秒9(一杯)の自己ベストを更新と文句なし。父の成し得なかったタイトルに向けて虎視眈々。超大型馬に、これだけの負荷をかけられることこそが完成の証である。動きも迫力満点なら集中力もOK。今年の主役まであるかも。
総合評価「S」
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